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【ミラーレス一眼】ファインダーのあり・なしでは何が違う?

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ミラーレス一眼を選ぶ際に、ファインダーのあり・なしで迷う方も多いかと思います。

そこで今回は、ファインダーの有無によって違いが出る場面について書いてみます。

ファインダーの有無とは

まず、はじめにファインダーのあり・なしで機能面では何が違うかみていきましょう。

ファインダーあり

ファインダーのある機種は「ファインダー撮影」と「ライブビュー撮影」の両方ができます。

ファインダーは電子ビューファインダー(EVF)と呼ばれるもので、基本的に背面液晶と同じ像がみられます。

ボディの上部にはペンタ部と呼ばれるでっぱりがあることが多く、このタイプは一眼レフに近い外観をしています(PanasonicのGX7シリーズのようにペンタ部がないものもあります)。

一般に、ファインダーのある機種よりもボディが重めになる傾向があります。

ファインダーなし


ファインダーのない機種は「ライブビュー撮影」のみが可能です。

機種によっては、別売りのファインダーをつけられるものもありますが、デフォルトのまま使っているユーザーがほとんどかと思います。

ファインダーがない分、ボディがコンパクトで軽量になる傾向があります。

メーカーの方向性

各メーカーとも、中~上級機にファインダーを搭載する傾向があります。

ファインダーのない機種はおしゃれなデザインのものが多く、ボタンやダイヤルの数は少なめ、ライトユーザーも手に取りやすいがあります。

対して、ファインダーのある機種は、ボタンやダイヤルの数が多く、撮影時にできることも多い設計になっています。

が、現在は、ファインダーのない機種の基本性能も高いので、写真をみただけでは、昔ほど差がわかりにくくなってきています。

ファインダーの有無によるパフォーマンスの違い

晴天時の屋外

ファインダーの有無で、差を感じやすい場面が「晴天時の屋外」です。

晴天時の屋外は、背面液晶に光があたって画面が見づらくなることがあります。そのため、ライブビュー撮影のみの場合は、撮る際にいくつか工夫をする必要があります。

手や体で「ひさし」やカゲをつくる、モニターをみやすい角度に調整するなど、いかにモニターを見えるようにするかが重要になってきます。

対してファインダーがあると、外部の光の影響を受けにくく、日差しに関係なく撮ることができます。

ちなみに、くもりの屋外や夜間、室内ではどちらも撮影しやすいです。

晴天時の屋外でのライブビュー撮影について

晴天時の屋外での背面液晶は、あくまで「見づらいこともある」程度で、「常に見づらい」「全く見えない」というわけではありません。

角度や位置によっては、影響を感じない場面もありますので、あくまで「見づらいこともある」程度だと思ってください。

実際に撮っていても、ほぼ対処できるものばかりで、私の経験では「撮れずに困った」ということはありません。

望遠レンズやマクロレンズを使った撮影

次に差を感じやすいのが、望遠レンズやマクロレンズを使った撮影です。主に、手持ち撮影で「ブレ」のでやすさに違いがあります。

これは構え方の違いで、ファインダー撮影はカメラを「右手」「左手」「顔」で支える3点支持という構え方ができます。

対して、ライブビュー撮影は「右手」「左手」で支える2点支持になります。

つまり、ファインダー撮影のほうがカメラを支える点が多いため、がっちり構えやすく、ブレにくいというわけです。

特に望遠レンズやマクロレンズを使った撮影では、わずかな動きが大きなブレにつながるため、その差が出やすくなります。

なので、ライブビュー撮影のみの機種の場合は体を柱につけるなど、構え方で工夫をする必要があります。

ただ、三脚を使えば、ブレに関しての違いはありません。

被写体との距離感

さらに、ファインダーのあり・なしで違いが出るのが「被写体との距離感」です。

ファインダー撮影の場合、目に見えるのはファインダーからのぞいた世界です。まわりの景色は断ち切った、いわば主観視点です。

対して、ライブビュー撮影の場合は、目に入るのはモニターを含んだ景色すべてです。いわば客観視点です。

そのため、同じものを同じ構図で撮っても、感覚がずいぶんと違います。

このあたりは、慣れとフィーリングの合う・合わないもありますが、ファインダーのほうはピントの山がつかみやすい、被写体と一体化したようなイメージがあると感じる方が多いようです。

ライブビューのほうは、視野を広く保ちやすいため、一歩引いた目で構図を考えた利、景色を切り取る感覚がわかりやすいという声があります。

まさに主観視点、客観視点の違いが出ていますね。

三脚を使った撮影

三脚を使った撮影では、背面液晶を使ったライブビュー撮影のほうがピント合わせがしやすい傾向があります。

背面液晶はファインダーよりも画面サイズが大きく、さらに解像度も高いため、より細かいピント合わせがしやすくなります。

ただ、晴天時の屋外で撮る場合は、やはりモニターの見づらさの問題が出てきますので、ファインダーのない機種の場合は工夫が必要です。

携帯性

ボディの形状は、ファインダーのない機種のほうがでっぱりが少なく、コンパクトにおさまりやすい傾向があります。

ボディの重さについても、ファインダーのない機種のほうが軽くなる傾向にあります。

まとめ

今回はミラーレス一眼における「ファインダーのあり・なし」の違いでした。

実際に両方使っているとすぐに慣れるので、意外と両者の差は感じなくなります。

よかったら参考にしてみてくださいね。

 

はれときどきカメラ編集部 RYOTA

はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はツバメノートを愛用しています。

 

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