フラッグシップ機って何?知っておきたいデジタル一眼の基礎知識

フラッグシップ機(フラッグシップモデル)とは

フラッグシップは、そのメーカーのカメラの中で象徴的存在の製品、メーカーの技術の総力をつぎ込んで作られた製品のことを言います。分かりやすくいえば、そのメーカーの頂点に位置するカメラです。


Nikon デジタル一眼レフカメラ D5

フラッグシップモデルは、プロが現場で使うことを想定して設計されており、そのメーカーの商品群の中で最上級の位置づけになります。Nikonであれば上に挙げたD5がそれにあたります。

フラッグシップ機は

画質、操作性、堅牢性、品質基準などあらゆる面で、プロの厳しい要求にこたえる仕様

となっています。そのため高価&高性能となりますが、フラッグシップ機は報道やスポーツの現場で運用されることも多く、過酷な環境でも耐えられる頑丈さと信頼性を備えています。また、シャッターユニットの耐久性も高いのも特長です。

フラッグシップの由来

フラッグシップとは、もともとは海軍において艦隊司令が乗り込んで指揮を執る艦をフラッグシップ(flagship)と呼んだことからきている言葉です。

カメラの場合は、主にそのメーカーのカメラを牽引するモデル(頂点に位置する機種)に使われます。旗艦というわけですね。

フラッグシップモデルの主な特長

フラッグシップモデルには様々な特長があります。

機能や耐久性、信頼性が高い

フラッグシップ機は、報道の現場やスポーツの撮影など、プロが使うことを想定して作られているので、高性能・高機能であることに加え、耐久性にもこだわって設計されています。

ボディにはマグネシウム合金など堅牢性の高いものが採用され、内部パーツやシャッターユニットも高い耐久性を誇るなど、非常に頑丈で信頼性のあるつくりになっています。

また、低温での動作や連写性能等もプロの使用を見越して設計されています。

ちなみに、フラッグシップモデルは一般の人でも使うことができます。

フラッグシップモデルは最新機種とは限らない

フラッグシップモデルは、そのメーカーの旗艦となるカメラ、象徴的な存在として位置づけされるカメラです。価格も1つの目安となりますが、高価格だからといって最新機種が必ずしもフラッグシップモデルになるわけではありません。メーカーが「旗艦」として考える機種かどうか、ということですね。

画素数が最高に限らないわけ

フラッグシップモデルは、メーカーの総力をつぎ込んでつくられたカメラですが、画素数に関しては、同じメーカーの別機種の方が画素数が多い場合もあります。

一般に、画素数が多いと高画質&性能がいいというイメージがありますが、実際はそうとは限りません「高画素=高性能」ではないということですね。

そうしたことを含め、フラッグシップモデルはプロが使うことを想定し、最高のパフォーマンスを発揮するように設計されています。

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ハイエンドとフラッグシップの違い

フラッグシップと似たような意味合いで使われる言葉に「ハイエンド(ハイエンド機)」があります。

最高価格・最高性能のカメラを指すことも多く、ほぼ同じ意味で使われることも多いですが、ハイエンドは本来は価格のほうに重点を置いて考える場合の言葉です。

価格が高い分、高性能でもありますので、最高性能品という意味でも使われることもあります。

ハイエンドの定義
ハイエンドについては、明確な基準があるわけではないため、メーカーによって使い方が様々です。「最新鋭の機種」という意味でも使われる場合があります。

フラッグシップは頂点、ハイエンドは複数存在することも

フラッグシップとの大きな違いは、メーカーの「象徴的存在」であるかどうかといったところでしょう。フラッグシップは全体の頂点を意味することが多いので、そういくつも存在しません。対してハイエンドモデルは、各シリーズごとで存在するなど複数あることもあります。

ただ、このあたりは、明確な線引きや定義があるわけではありませんので、メーカーによって考え方は様々です。

ローエンド

ハイエンドに対してローエンドもあります。これは「低価格・性能を押さえたもの」という意味で使われることが多く、分類的には入門機・エントリーモデルがここに属します。

現在は、デジタル一眼自体が進化して、入門機・エントリーモデルでも大変に性能がよくなりました。今のデジタル一眼のローエンドは、「性能や機能を使いやすいように絞ったもの」という解釈でもよいと思います。

ただ、性能や機能のほか、耐久性やシャッター回数の上限などは、やはりモデルのランクごとで違いがあります。高価格なモデルほど、耐久性や頑丈さが変わります。

まとめ

「フラッグシップ」「ハイエンド」といった言葉は、たいていの場合、解説なしでいきなり出てきます。カメラ雑誌やメーカーのリリースなどでよく出てくる言葉でもありますので、ぜひ知っておきましょう。

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