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写真のタイトル、こんなつけ方をしています

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はれときどきカメラには、いろいろなタイトルのついた写真があります。
先日、「どうやって写真のタイトルをつけているのですか」という質問をいただきましたので、いくつかの例を挙げながら解説していきます。

たとえば、こんなタイトルのつけ方をしています。

ねこの寝顔 ゾンビ風 Nikonデジタル一眼レフで撮影 単焦点レンズを使用
この写真は「来るな、奴はもうゾンビになってしまった」というタイトルです。
「なんという寝顔」「墓堀人」あたりも候補だったのですが、ホラー映画のゾンビ化してしまった市民っぽいポーズだったのでこのタイトルにしました。
  
サルビアレウカンサ Nikonデジタル一眼レフで撮影 マクロレンズを使用
この写真は「サルビア・レウカンサ」というタイトルです。
幻想的な雰囲気から、それっぽいタイトルもおもしろそうだったのですが、モチーフとなった植物の名前そのままをタイトルにしています。
  
さるの人形 Nikonデジタル一眼レフで撮影 単焦点レンズを使用
この写真は「私のことはサルと呼んでくれ。サルでいい」というタイトルです。
「栄光のル・マン」、「ああ青春」と迷ったのですが、映画のワンシーンぽい感じだったので、セリフ的なタイトルにしました。
  
シジミ蝶 Nikonデジタル一眼レフで撮影 マクロレンズを使用
この写真は「シジミ蝶」というタイトルです。
蝶が波乗りをしているようにみえたり、グリーンが写真の大部分をしめていたり、ちょっぴり不思議な世界観のある写真ですが、あえてストレートなタイトルに。こういうところはけっこう性格がでます。
  
工業製品と外国人形 Nikonデジタル一眼レフで撮影 単焦点レンズを使用
この写真は「おもちゃなのにイケメン」というタイトルです。
CDのジャケットみたいなポーズや恋のうたなどを歌いそうな雰囲気は、いろいろなタイトルの可能性がありそうです(興味のある人は考えてみてください)。
  
石像 岐阜県可児市 Nikonデジタル一眼レフで撮影 単焦点レンズを使用この写真は、今にも飛びそうなので「ブーン」というタイトルです。
テルマエ・ロマエ的なタイトルや、石像に着目したタイトルもおもしろそうです。
  
ああ青春 写真のタイトルのつけ方この写真は、「ああ青春」というタイトルです。
目にかかった鳥のふんが、ひとすじの涙のようにみえるところからつけました。
  
ねこと会う人 Nikon D40 単焦点レンズで撮影 猫写真
この写真は「ねこと会う人」というタイトルです。
ちょっぴり物語風な雰囲気にあわせてつけてみました。ちょこんとみえるねこの頭やしっぽがかわいらしい写真です。
  
パシフィックリム 写真のタイトル、題名のつけ方
この写真は「パシフィックリム」というタイトルです。
なんだか巨大ロボットのような雰囲気と、右側の緑が爆発しているっぽくみえるところ、妙に重厚感のあるところからつけています。
  
決戦は金曜日 写真のタイトル、こんなつけ方をしています。
この写真は「決戦は金曜日」というタイトルです。
ちょっと決戦っぽい雰囲気なのと、微妙なドラマチック感からつけました。
  
ゴッドファーザー 書斎シーン 写真のタイトル
この写真は「ヴィトーの書斎」というタイトルです。
映画「ゴッドファーザー」の書斎シーンのような雰囲気からつけています。花もどことなくドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)っぽい雰囲気です(笑)。
  
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
キミのそういうところ、好きだよ」というタイトルの写真です。
下校途中のワンシーンっぽい感じから、このタイトルにしています。
  
水笛 鳥の笛 Nikonデジタル一眼レフで撮影 単焦点レンズを使用
この写真は、いろいろなタイトルを考えましたが
どうしても「マーターズ(Martyrs)」という映画が頭に浮かんでしまいお蔵入りに。かわいい笛なのに・・・。

タイトルは、力まないほうがきっとたのしい。

はれときどきカメラでは上のような感じで写真のタイトルをつけています。

「力まない」「無理にウケをねらわない」「決まらない時は無理につけない」というスタンスで、写真のタイトルを考えています。

タイトルというと、よく「モチーフそのままではいけない」的なことも言われますが、わたしたちは「シジミ蝶」のようにストレートなタイトルもアリだと思います。

緑色が主体だからと言って、たとえば「グリーンデスティニー」だとか「緑の狩人」「Inocent Green」みたいなタイトルをつけてしまうと、見る側としては置いてけぼり感ちょっぴり恥ずかしさを感じてしまう気がするのです。

そんなふうになってしまうよりは、ストレートなほうがよっぽどわかりやすいですし、はずすこともない。

タイトルを大喜利や名言合戦のように考えてしまうと、「いい言葉にしなきゃ」とか「かっこいい言い回しにしなきゃ」となって大変ですから、とにかく気楽にのぞむことが大切だと思います。

「写真のタイトルは、写真の説明になってはいけない」の是非

よく「写真のタイトルは、写真の説明になっていけない」とよく言われます。

たとえば、鼻のたれた子の写真に「鼻たれの子」というタイトルは、写真の説明をしているだけなのでよくない、というわけです。

このあたりは考え方だと思いますが「『鼻たれの子』ではいけないからひねらなきゃ」と思って、ヘンなタイトルやしっくりこない題名になったら、その写真がつまらなくなってしまいますよね。

少し広げて考えてみましょう

絵画でいえばモディリアーニの「おさげ髪の少女」なんて、まさにそのままのタイトルです。

おさげ髪の少女の絵がバストアップで描かれていて、そのタイトルが「おさげ髪の少女」なのです。

もろに絵の説明がタイトルになっています。ですが、この絵を見たことがある人ならわかるかと思いますが、このタイトル以外には考えられないタイトルです。

小説であれば安部公房の「砂の女」やカフカ「変身」なんて、まさにそのままのタイトルです。タイトル通りの内容の本です。

写真で言えば、ロバート・キャパの「崩れ落ちる兵士(Falling Soldier)」もそうですね。

どれも、このタイトル以外は考えられないタイトルだと思います。

「説明になってはいけない」という概念だけが一人歩き

写真のタイトルは「説明になってはいけない」という概念だけが一人歩きしているように感じられることがあります。

ひねればいいという話でもありませんし、語感がいいものをつければいいという話でもない。要は「その写真にいちばん合っているタイトルをつける」ということだと思います。
  
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