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メーカーによってピントリングやズームリングの回転方法が違うのはなぜ?

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マニュアルフォーカスやフルタイムマニュアルフォーカスを使うようになると、ピントリング(フォーカスリング)の回転が気になるようになります。

まわしやすさや、回転の軽さなどが主に気になる点ですが、「回転方向」もちょっとしたポイントです。

というわけで、今回は、ピントリング(フォーカスリング)の回転方向について考えてみましょう。

ピントリングの回転方向

ふだん使っているカメラと違うメーカーのカメラを使うと、一瞬戸惑うことがあります。

それは、ピントリング(フォーカスリング)の回転方向です。これ、どのメーカーも同じではなく、回転方向が逆のメーカーもあるんですね。

どちらの方向が正しいということではないのですが、慣れるまでは混乱する点でもあります。なぜ統一されていないのか。これには面白い歴史があります。

ニコンとキヤノン

ピントリング(フォーカスリング)の回転方向を考える際に、代表的なメーカーにニコンとキヤノンがあります。

デジタル一眼の二大メーカーである両者ですが、ニコンとキヤノンではピントリング(フォーカスリング)の回転方法が逆になっています。

これは、最初にカメラをつくった時のことが影響しています。

ニコンもキヤノンも、海外のメーカーを参考にしてカメラをつくったのですが、この時に参考にしたメーカーがそれぞれ違っていたんですね。

ニコンはコンタックスを参考に、キヤノンはライカを参考にしたといわれています。が、それぞれピントリングの回転方向が逆だったそう。

カメラを上からみた時に、コンタックスは右回転で無限遠、ライカは左回転で無限遠だったんですね。

そのため、それぞれを参考にしたニコンとキヤノンではピントリングの回転方向が逆になり、現在までそれがつづいています。

回転方向それぞれ

ニコンと同じ回転方向のメーカーにペンタックスがあります。オリンパスやパナソニックはキヤノンと同じ回転方向になっています。

レンズメーカー(サードパーティー)もそれぞれで、対応マウントに関わらず回転方向を統一しているところや、トキナーのように対応メーカーにあわせて変えているところもあります。

また、タムロンのように途中から変えるメーカーもあります。

まとめ

先日、レビューした「TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1(272E)」は、ペンタックス機につけるといつも戸惑います。

というのも、ペンタックスの純正レンズ(ニコンと同じ回転方向)と回転方向が逆なんですね。しょっちゅう逆にまわそうとしてしまいます(笑)。

【実写レビュー】TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1(272E)
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慣れの話でもありますが、回転方向1つとっても面白いものですね。

 

はれときどきカメラ編集部 RYOTA

はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はツバメノートを愛用しています。

 

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