カメラをはじめる際に、あると便利なのが初心者向けに書かれた入門書です。カメラの操作や基本を学ぶのに非常に有用です。
が、いくら初心者向けとはいえ、書かれていることを全部を理解しようとするとなかなか難しいもの。
本によっては「カメラってこんな難しいの? 覚えられないよ」と感じさせられる部分もあるかもしれません。
が、実は入門書にはおすすめの読み方があります。というわけで今回は「入門書のおすすめの読み方と活用方法」についてお届けします。
わからないところがあってもOK
入門書を読む際にまず次の「3つのOK」を知っておきましょう。
カメラの入門書は
- わからないところがあってもOK
- 読み飛ばしてもOK
- 全部読まなくてもOK
と考えて読むようにします。
つまり、「最初のページから順に読んでいく必要はない」「全部を理解する必要はない」ということです。
ですので、最初のほうに「なんか難しいことが書いてあるなあ。よくわかんないや」といった部分があってもまったく気にする必要はありません。
まずは気になるところから読んでみよう
カメラの入門書を読むときは、まず
- 自分が知りたいと思うこと
- 自分がやってみたいと思う撮り方
- パラパラとページをめくってみて、面白そうだと思ったところ
から目を通してみるのがおすすめです。
いうなれば、雑誌を手にしたときに、気になるページから読むような感覚です。そう、とにかく気楽に読めばいいんですね。
入門書は、カメラや写真について学ぶための本ではあるけれど、たのしみながら読んでいく――そんな感覚です。
この際も、わからないところは無理に理解しなくてもOKです。
なぜ無理に理解しなくてもOKなのか
では、なぜ「わからないところは無理に理解しなくてもOK」なのでしょう。
カメラの入門書は、なんらかの操作を説明する際に「しくみ」もセットで解説していることが多くあります。
たとえば「絞り」の項目では、多くの入門書が次のような点をどれも重要なこととして書かれています。
- 絞りのしくみ
- 絞りの効果
- 操作方法
しくみの説明では、図解で水道の蛇口や水がたまる絵などが使われていることもありますね。
が、ここでまったくの初心者の方が知っておきたいことはなんでしょう。
おそらく
- どう操作したら背景がボケるのかな(あるいはボケにくくなるのかな)?
といった点かと思います。
そう考えると、まず知るべき情報は「操作方法」であり、「その操作によってどんな効果があるか」がわかれば、すぐに実践に入れます。
そう、「絞り」の説明でよく使われる「光を水に例えます」「水道の蛇口を開けば水の量が~」みたいな話は、理解していなくても操作はできるんですね。
次回に続きます。