マウントアダプターは、カメラにほかのマウントのレンズを取り付けるためのアイテムです。

マウントアダプターを選ぶ
今回はマウントアダプターを利用して、富士フイルム X-T10 に TAMRON SP AF60mm F2(ニコン用)
を取り付けたいと思います。
TAMRON マクロレンズ SP AF60mm F2 DiII MACRO 1:1 ニコン用
そのためには、富士フイルムXマウントのカメラとニコンFマウントのレンズに対応するアダプターが必要です。
各社からさまざまなアダプターが発売されていますが、今回はK&F Conceptの製品を使うことにしました。
K&F Concept xマウントアダプター Nikon G-FX
マウントアダプターを装着する
レンズにアダプターを取り付ける
アダプターのレバーを矢印の方向に押し下げながら、アダプターの赤い目印とレンズの取り付け指標を合わせて回転させます。(赤い枠で囲んだ部分)
固かったので取り付けにちょっと苦労しました。
レンズをカメラに取り付ける
カメラ本体の赤い取り付け指標とアダプターの赤い目印の位置を合わせてカメラに取り付けます。
こちらはレンズ側とは違ってスムーズに装着できました。
取り付け完了です。
マウントアダプターを装着する際は、くれぐれも注意してください。
撮影の準備
カメラの設定
レンズを取り付けたら、カメラ側で「レンズなしレリーズ」をONにします。
そのほか、お使いのカメラに必要な設定をしてください。
ピーキングの設定もしておくと撮影の手助けになります。

いよいよ撮影
マウントアダプターを介した撮影では、多くの場合AF(オートフォーカス)が機能しません。
ピント合わせはMF(マニュアルフォーカス)で行います。

絞りはマウントアダプターの絞りリング(シルバーの部分)を回して設定します。
絞りリングの目印を小さな○に合わせると「最小絞り」、大きな○に合わせると「開放絞り」になります。(赤い枠で囲んだ部分)
取り付けたマクロレンズで、小さな水滴を写すことができました。
まとめ
AFや自動絞りが使えないなどの制約があるため、初心者さん向けとはいえないかもしれませんが、使えるレンズが増えると撮影がさらに面白くなると思います。
近ごろはミラーレスカメラにアダプターをつけてオールドレンズを楽しむ方が増えているようです。
違うマウントのレンズを使うもよし、オールドレンズを使うもよし。
撮影に慣れたら、アダプターを試してみるのもよいかもしれません。