今回は、位相差AF、像面位相差AFについての解説です。前回の記事で解説したコントラストAFとは様々な違いがあります。
関連記事 コントラストAFって何?
位相差AFとは
位相差AFは、専用のAFセンサーを使用したAF方式で、高速なピント合わせができるのが特長です。
そのため、動きのある被写体に強いのも特長です。
前後に動くものにも強く、スポーツ撮影や動物などの撮影に重宝されています。
ただ、構造上、専用のセンサーを搭載するため、本体の小型化が難しいこと、ピントを合わせられる範囲が限られてくるといったデメリットがあります。
像面位相差AFとは
像面位相差AFは、撮像素子の一部にAFセンサーを組み込むことで、専用のセンサーなしで位相差AFを実現した方式です。
これにより、構造上、位相差AFができなかったミラーレス一眼でも、高速なピント合わせができるようになりました。
ただ、位相差AFと比べると合焦スピードが劣ることや、AFセンサーの数が画素数に影響されるといった課題もあります。
ハイブリッド方式
像面位相差AFは、コントラストAFや位相差AFとの併用も可能で、それぞれを組み合わせたハイブリッド方式も使われています。
たとえば、ニコンのミラーレス一眼「Nikon1 J5」は、ハイブリッドAF(位相差AF/コントラストAF)を採用しています。
171点のAFエリアのうち、中央部105点が位相差AFとなっています。
デュアルピクセルCMOS AFって何?
デュアルピクセルCMOS AFは、キヤノン独自のAF方式です。広いAFエリアで、高速で精度の高いピント合わせができるのが大きな特長です。動くものに強いのも特長です。分類としては、像面位相差AFの一種になりますが、従来の像面位相差AFのデメリットだったAFエリアの狭さを解消しています。
まとめ
今回は、位相差AF、像面位相差AFについての解説でした。名称はややこしいですが、それぞれの特長を理解しておくと、カタログを見るときやカメラ選びに便利ですよ。
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コントラストAFって何?
コントラストAFとは、被写体のコントラストを利用してピントを合わせる方式のことをいいます。AFの精度が高く、画面の広い範囲でピントが合わせられるのが大きな特長です。ピントが合った位置がもっともコントラストが高くなるという性質を応用してつくられています。
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デュアルピクセルCMOS AFは、キヤノン独自のAF方式です。広いAFエリアで、高速で精度の高いピント合わせができるのが大きな特長です。動くものに強いのも特長です。分類としては、像面位相差AFの一種になりますが、従来の像面位相差AFのデメリットだったAFエリアの狭さを解消しています。
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