カメラの説明書を読むといろいろな発見があります。
カメラの説明書は、機能や操作説明がメインという印象がありますが、実は
- カメラを使いやすくする設定
- 便利な機能
も掲載されています。
内容は機種によって違いますが、目を通しておいて損のない情報が掲載されています。
ふだんカメラを使っていて「この操作、もうちょっと楽にできたらいいのに……」と感じるものが解消されることもあります。
というわけで今回は「カメラを使いやすくする」という観点で説明書のチェックポイントをみてみましょう。
目次をチェックしてみよう
カメラを使いやすくする設定や便利な機能を探すときは、説明書の目次をチェックしてみましょう。
ページをぱらぱらとめくりながら探すよりも、情報にスムーズにアクセスすることができます。
「メニュー」や「設定」をチェックする
目次をチェックするときは、「メニュー」や「設定」に関しての項目をみると、便利な機能や設定に関しての情報がみつけやすくなります。
たとえば、こちらはNikon D3400の説明書の目次です。
「メニュー」の項目に「撮影で使える便利な機能」があります。上の画像は、目次の一部分ですが、この下にも機能がずらっと並べられてます。
ちなみに、Nikonの説明書は専門用語が多く、言い回しもややこしいため、難解な部分が多々あります。
初心者の方は特にですが、無理に理解しようとせずに、まずはわかりやすそうなところだけ読んでいけばOKです。
では、便利な機能について。ここでは、212ページの「Fnボタンの機能」をピックアップしてみます。
これは、Fnボタンを押しながらコマンドダイヤルを回すと、こんなことができるようになるよという設定です。
たとえば、Fnボタンに「ISO感度設定」を割り当てたとします。
すると、Fnボタンを押しながらコマンドダイヤルを回すと、ISO感度の変更ができるようになります。
つまり、操作がダイレクトになるのですね。
ファインダーをのぞきながら、あるいはライブビュー画面をみながら設定ができるので操作が非常にスムーズになります。
ここでは、FnボタンにISO感度を設定した場合を例にしてみましたが、ほかの設定に割りあてた場合も同様です。
操作の手間を減らせるので、撮影がスムーズにしやすくなるわけですね。機種にもよりますが、説明書にはこのように撮影に便利な機能が掲載されています。
自分好みに変更する
また、操作系のカスタマイズができる機種も多くあります。
たとえばこちらは、CanonのKiss X10の説明書の目次です。
目次の後半まで目を通してみると、「カメラの機能を自分好みに変更する」という項目があります。
この項目をみてみると、459ページに「SETボタンの機能」というページがあります。
「よく使う機能をSETボタンに割り当てられる」ことについての解説です。
SETボタンとは、Kiss X10の背面の右下にあるボタンです。
初期設定では、クイック設定画面の呼び出しになっているところを、任意の機能に割り当てられるというわけですね。
ここによく使う機能を割り当てておけば、操作がダイレクトになります。操作の手間が減り、スムーズに撮影をすすめることができます。
便利な機能を活用してみよう
ここまで紹介したように、説明書にはこうした便利な操作や機能が記載されています。初期設定のままでも撮影はできますが、こうした機能を活用すると、よりスムーズな撮影ができますよ。
撮影をしていて「もう少し操作が楽にならないかな……」と思ったときは、ぜひ説明書をチェックしてみましょう。よいヒントがみつかるかもしれませんよ。