季節は冬になり、しばらく姿を消していたツグミがやってきました。
地面を歩き、えさをつつく姿が印象的なツグミですが、この日はどのツグミも木にとまっていました。枝の多い木にとまっていることが多く、よく見ないとツグミがいることに気づかないこともあります。
ツグミ
枝の多い木に隠れるようにとまっているツグミ。そ~っと近づいていくと、かなりそばまで行くことができました。
そばで見るとこんな顔をしています。見れば見るほどふしぎな模様をしていますね。
ツグミの全長は23~25cmほど。近いサイズの鳥では、ムクドリがいます。
ツグミの性質
ツグミは、冬鳥に分類されます。冬になると、日本にやってきて越冬をします。だいたい5月上旬ごろまで日本で過ごし、また飛び立っていきます。
繁殖はシベリアで行うとのこと。すごく遠くから来ているんですね。
▲木にとまって、あたりを見渡しています。警戒心の強さは固体差があるよう。ほとんどそばに寄れないツグミもいれば、かなり近づいても逃げないツグミもいます。
ツグミは、冬にやってくると最初は主に山や森で群れて行動します。それから次第に分散していき、主に平地で過ごすようになっていきます。
地面に降りてからは、田んぼや畑、河川敷、芝生の上など、開けた場所でよくみられるようになります。
この日のツグミは集団で行動していましたので、まだ日本に来たばかりといったところでしょうね。
ツグミの鳴き声
さて、ツグミですが、文字にするとこんな鳴き方をします。
「キョッ、キョッ!」「チリー」「クイクイ」
ちょっと面白い鳴き方ですね。
▲少し離れてみると、枝や背景になじむ模様をしていることがわかります。手前に枝があると、ほぼ完全になじんでしまいます。
ツグミのもよう
ツグミはおなかに黒褐色の模様があるのが特長です。
模様には固体差があり、模様がくっきりとしたツグミもいれば、やや淡めのツグミもいます。
こうしたおなかの模様が特長的なツグミですが、ツグミの仲間にはおなかに模様のない鳥もいるんですよ。
▲しばらくすると、日がかたむいてきました。それが合図であるかのように、ツグミも別の場所に飛び立っていきました。
まとめ
今回は、ツグミを紹介しました。ちなみに、ツグミは漢字で書くと「鶫」。ちょっと難しい漢字で書きます。これから春の終わりまで、かわいらしい姿をみせてくれる鳥です。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はツバメノートを愛用しています。
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