今回は岐阜県不破郡垂井町にある南宮大社へうかがいました。
まずは鮮やかな朱塗りの楼門の前で一枚。
楼門の前には、「石輪橋」という石橋が架かっていますが、神様だけが通れる橋なので、人間が通ることはできません。
参拝者はそのとなりにある橋を渡って楼門をくぐります。
楼門をくぐると舞楽の奉納を行う「高舞殿」があります。
南宮大社は関ヶ原の合戦によって消失しましたが、寛永19年(1642年)に徳川家光公によって再建されました。
現在の社殿や石橋はその時つくられたもので、国の重要文化財に指定されています。
社殿の軒まわりには「刳抜蟇股(くりぬきかえるまた)」という装飾が施されていて、なかでもよく知られているのは、高舞殿の蟇股に彫られている十二支です。
十二支すべてをお見せしたいところですが、今回はいちばん華やかだった酉だけにとどめておきます。
もし参拝する機会があったら、ご自分の干支を探してみてはいかがでしょうか。
干支のほかにもいろいろな鳥や動物が見られます。
ちなみに蟇股という呼び名は、カエルが股を広げたような形にみえることから付けらたそうです。
社殿に吊るされた灯篭の模様をよく見ると、南宮大社の「南」の文字が。
神社ではお参りがすんだらそのまま帰ってしまうことが多いのですが、少し足を止めてまわりに目を向けてみると、おもしろい発見がありました。
次回に続きます。
今回の撮影に使用したカメラとレンズ
Midori
はれときどきカメラの中の人。日々、カメラを持ってまちあるきをしています。
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