Nikonのミラーレス一眼「Nikon 1」シリーズは、センサーサイズが13.2mm×8.8mmの「CXフォーマット」を採択しています。
35mm判換算する場合は、焦点距離を 2.7倍すると、おおよその数字が出ます。
今回は、Nikon ミラーレス一眼 Nikon1 J5 ダブルレンズキットを例に、35mm判換算をしてみましょう。
Nikon1 J5 ダブルレンズキット
このキットは、単焦点レンズ「1 NIKKOR 18.5mm f/1.8」とズームレンズ「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」がセットになっています。
Nikon ミラーレス一眼 Nikon1 J5 ダブルレンズキット
単焦点レンズとズームレンズの組み合わせになっています。ではさっそく、それぞれのレンズについて35mm判換算をしていきましょう。
1 NIKKOR 18.5mm f/1.8
まずは単焦点レンズ「1 NIKKOR 18.5mm f/1.8」から換算してみましょう。
35mm判換算をするには、焦点距離を2.7倍します。
つまり、
「1 NIKKOR 18.5mm f/1.8」の 赤字部分を 2.7倍する
という計算をします。
すると、18.5×2.7=49.95になります。約50mmですね。
つまりこのレンズは、おおよそになりますが、35mm判換算で焦点距離50mm相当の単焦点レンズ、というわけです。
焦点距離50mm相当の画角は、人間の視野に近いことから「標準」といわれる画角です。ほぼ目で見たままの範囲が写るレンズということですね。
1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM
つづいて、ズームレンズ「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」を換算してみましょう。ズームレンズの場合も考え方は同じです。
つまり、
「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」の 赤字部分を 2.7倍する
という計算をします。
10と30をそれぞれ2.7倍すると、10×2.7=27、30×2.7=81ですから、「27-81mm」。
つまり、35mm判換算で焦点距離27mm-81mm相当の画角になります。
標準ズームレンズ、ということですね。
「約」「おおよそ」が使われる理由
さて、こうした換算には「約」や「おおよそ」といった言葉がよく使われます。
実際、今回の例に挙げた「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」も、
Nikonの公式ページでは「約27mm-81mmレンズの画角に相当(35mm判換算)」と、「約」がついています。
これは、換算に使う数字が「おおよその数字」であるためです。実際はもっと細かい数字になるのですが、計算しやすいようにキリのいい数字にしている、というわけですね。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きな鳥はカワラヒワ。
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