2017年9月15日にOM-D E-M10 Mark IIIが発売になります。
そこで今回は「OM-D」とはどんなカメラかをみていきましょう。
独創性・小型軽量・高性能がコンセプト
OM-Dは、オリンパスが展開するミラーレス一眼のシリーズの1つです。
フィルム時代のカメラ「OMシリーズ(1973~)」の系譜を継ぐシリーズで、登場時から一貫して、独創性のあるデザイン&小型軽量・高性能がコンセプトになっています。
こちらはOM-D E-M10 Mark II(2015年発売)。デジタルになってもベースデザインはほぼ同じで、フィルムカメラを彷彿とさせる形になっています。
特にボディー上部(ペンタ部)のデルタデザインは、「OMシリーズならでは」といえる部分です。
OMのOはオリンパスのO
OMシリーズは、最初は「O」がつかず「M」のみではじまりました。
1972年に「OLYMPUS M-1」として発売しましたが、「ライカM」シリーズを展開するライツ社(当時)から申し入れがあり、名称を変更することとなりました。
そこでついたのが「O」です。オリンパスの頭文字「O」をつけて「OM-1」。
1973年に「OLYMPUS OM-1」として発売され、ここからOMシリーズの歴史がはじまりました。
2012年からはデジタルを舞台に
フィルムカメラとしてのシリーズは2003年まで約30年続き、2012年にはデジタルに舞台を変えて復活。ミラーレス一眼「OM-D E-M5」です。
そこから今に続くのが「OM-D」シリーズです。
E-M1、E-M5、E-M10
現在、OM-Dシリーズは、E-M1・E-M5・E-M10と3つのバージョンで展開されています。
ざっくり分けると、
・E-M1:上級機(フラッグシップ機)
・E-M5:中級機
・E-M10:初級機
という位置づけになります。上級になるほど、機能や性能が上になります。
ただ、デジタルは年々進化していますので、新しい機種になるほど、時代にあわせた仕様になります。
たとえば、初代E-M5(2012年発売)とE-M10 Mark III(2017年発売)を比べると、5年分のデジタルの進化の違いがあります。
機能も操作感も、時代に合わせてずいぶんと進化しています。
まとめ
1973年のOM-1からはじまり、OM-2、OM-10、OM-4、OM-3など、2003年の生産・販売終了まで約30年に渡って展開。
その系譜を継ぐのがOM-Dシリーズです。こうした歴史を知ると、カメラに対する愛着が沸きますね。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はツバメノートを愛用しています。
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