前回の記事では「撮り方よりも『考え方』の本を選ぶ際のポイント」と題して、このタイプの本の選び方についてお届けしました。


今回はその続きです。
本をどう選ぶ?
前回の記事では、次の書籍を例に挙げました。
技術評論社からでている【「いい写真」はどうすれば撮れるのか?】です。
この本を例に、本選びのポイントをまず2点あげました。
「通販サイトだけでなく出版社のページもチェックする」「目次を必ずチェックする」という点ですね。今回はその続きです。
写真が好みかどうか
「撮る際の考え方」を中心に書かれた本でも、ほとんどの場合、それなりの数の写真が載っています。写真と文章がセットになって構成されているものが多いように思います。
そのため、「写真が自分の好みかどうか」は重要なポイントです。
「この写真好きだなあ」「こういう雰囲気の写真を撮ってみたいなあ」と感じるものが多いほど、自分に合う本になりやすい傾向があります。
人間はおかしなもので、自分がすでに知っていることが書かれている場合、そこに掲載されているのが好みの写真かどうかで感じ方が変わることがあります。
- 好みの写真であれば、「なるほど、この点はやはり重要なんだな」
- 好みの写真でなければ、「そんなこと知ってるよ」
と思ってしまったりします。
その本に載っている写真が好みであるかどうかは、自分が思っている以上に本の評価をわける大きなポイントだったりします。
ちなみに、今回の記事で例に挙げている【「いい写真」はどうすれば撮れるのか?】に載っている写真は、表紙に掲載されているような雰囲気の写真ばかりではありません。
そうした意味でも、中身を確認するのは重要ということですね。
文章を確認する
本の中身を確認するときは、必ず文章も確認しましょう。
特に「考え方を書いた本」の場合は、試し読みできる部分をチェックするだけでも、著者のスタンスがみえてくる場合があります。
- 気楽に撮るタイプか、きっちりと撮るタイプか
- あっさり考えるタイプか、深く考えるタイプか
- 自己顕示欲が強いか、どの層をターゲットにしているのか
……などなど、いろいろなことがみえてきたりします。
そして、先ほど例に挙げた目次や写真のチェックとあわせて考えると、本の内容がよりイメージしやすくなります。
次回に続きます。