撮影した植物や鳥の名前がわからない場合、ネットで検索したり、アプリを使って調べたりする方法もありますが、最近は電子書籍の図鑑をよく使います。
しばらく使ってみて、紙の図鑑と比べてよかった点などをまとめてみました。
※本記事で取り上げている電子書籍は、Amazonの提供するKindleです。
持ち運びや保管でかさばらない
電子書籍のメリットとしては、まず「保管するためのスペースが必要ない」「本の持ち運びがラク」という点が挙げられます。
紙の図鑑は重くてかさばるので、1冊だけでも持ち歩くのをためらってしまいますが、電子書籍の図鑑ならひとつの端末に何冊でもいれておくことが可能です。
撮影にでかけるときに野鳥図鑑、野草図鑑、樹木図鑑を持っていくということも気軽にできました。
拡大表示ができる
文字や画像を拡大表示できるのも、電子書籍の大きなメリットです。
大きく拡大することで、植物の細かい特徴などが確認しやすくなり、とても重宝しています。
紙の図鑑より安い
電子書籍は紙の書籍よりも価格が安く設定されているケースが多いのもうれしいところです。
例えば、こちらの「新版 日本の野鳥」の電子書籍は、紙の書籍より1000円近く安くなっています。
読み放題になっている図鑑もある
また、AmazonにはKindle Unlimitedという読み放題サービスで読める図鑑もいくつかあります。
会員登録すると、月額980円でKindle Unlimitedの対象本を好きなだけ読むことができるサービスです。
たいていの図鑑なら、1冊読むだけでも元が取れてしまいます。
残念ながらといいますか、当然のことなのですが、会員登録を解除すると読めなくなってしまいます。
実際に何冊かKindle Unlimitedで試し読みして、気に入った図鑑はあらためて購入しました。
複数の端末で利用できる
Kindleの場合、同じ本を複数の端末で読めるので、外出先ではスマホ、家ではPCやタブレットで読むといった使い方ができます。
単に同じ本を利用できるだけでなく、読んでいるページやブックマークなどが同期されるので便利です。
その他のメリット
他には、以下のようなメリットがあります。
劣化の心配がない
データなので、紙のように破れたり傷んだりすることがありません。
いつでもどこでもすぐに入手できる
書店に出かけても読みたい本が置いてなかったということがありますが、電子書籍は自宅に居ながらにしてサンプルを読んだり、本を購入したりできます。
残念なところ
ここまではよかった点ばかり書きましたが、残念な点もあります。それは索引から目的のページへジャンプできるリンクがないことです。
目次メニューからは章やセクションの最初のページにしか移動できないので、ちょっと不便に感じます。
購入者のレビューを見ると、この点でがっかりしている人もいるようです。
まとめ
電子書籍の図鑑には、ページへのアクセスがやや不便という欠点はありますが、個人的にはそれを上回るメリットがあると感じています。
電子と紙、それぞれの良さがあり、重視するポイントも人それぞれなので、一概にどちらの方が使いやすいとは言えません。
電子書籍の図鑑に興味がある方は、購入する前にぜひサンプルを試してみてください。