「ペンタダハミラー」は、一眼レフカメラの内部(上部分)にある「複数のミラーで構成された部分」の名称です。ペンタミラーとも呼ばれます。
ペンタダハミラーは「ファインダーの見え方」に大きく影響する部分で、主に入門機(エントリークラス)の一眼レフに採用されています。
カメラの「屋根のようになっている部分」、上の画像ではメーカーロゴの入っているあたりにあります。
ペンタダハミラー
ペンタダハミラーはコストを抑えて、軽量化ができることから、入門機(エントリークラス)の一眼レフに多く使われています。
たとえばキヤノンの人気シリーズ「EOS Kiss」シリーズもペンタダハミラーを使っています。ボディの軽量化に大きく貢献しています。
ニコンD3400、D5600もペンタダハミラーを採用しています。
ペンタダハミラーのデメリットとしては、ファインダー像が暗く、小さいものになりやすいという点があります。
また、複数の部品を使っていることから、ペンタ部にダメージを受けると光軸がずれる可能性があります。
ペンタプリズム
ちなみに中級機以上のデジタル一眼レフカメラには、ペンタダハミラーではなく「ペンタプリズム」が使用されています。
これは精度の高いガラス製のプリズムを使ったしくみで、ペンタダハミラーに比べて、ファインダーが明るく、大きく見えやすい傾向にあります。
たとえば、Nikon D7500はペンタプリズムを採用しています。いわゆる「中級機」と呼ばれるクラスになります。
ペンタプリズムは主に中級機以上に使われますが、ペンタックスはスタンダードモデルでもペンタプリズムを採用しています。
ペンタプリズムを使っているカメラはファインダーがみやすく、ピント合わせがしやすいという利点があります。特にMF(マニュアルフォーカス)の際には、そのみやすさが大きなアドバンテージになります。
ただ、ペンタダハミラーに比べて、高いコストと重さが伴いますので、主に中級機以上の機種に採用されています。
まとめ
ペンタダハミラーもペンタプリズムも、デジタル一眼「レフ」に採択されているものです。ミラーレス一眼はしくみが違うので、ペンタダハミラーもペンタプリズムもないですよ。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はツバメノートを愛用しています。
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