前回の記事では「いつもと違うメーカーのメモリーカード」を買う際に耐久性をどう考えるかについてお届けしました。
今回はその続きで、「いつもと違うメーカーのメモリーカード」を購入するタイミングについてです。
購入のタイミング
デジタル一眼にとって、メモリーカードは非常に重要なアイテムです。
そのため、万が一、今使っているメモリーカードにトラブルがあった場合のことを考えて、常に予備のメモリーカードを持っておくのがおすすめです。
安心できるものを予備にしておく
この考え方は、いつもと違うメーカーのメモリーカードを使う場合も同様です。
常に予備として
- いつも使っているメーカーのものなど、自分が安心できるメモリーカード
を持っておくのですね。
そうすることで、撮影中に「ん?」と思うことがあった場合も、すぐに安心できるメモリーカードに切り替えることができます。
どのタイミングで買うか
上のように考えると、「いつもと違うメーカーのメモリーカード」を買うタイミングもみえてきます。
そう、「自分が安心して使えるメモリーカードが有効なうち(容量のあるうち)に」です。
このようにすれば、「いつもと違うメーカーのメモリーカード」がしっくりこない場合でも、いつでも切り替えることができます。
言い方をかえれば、「いつもと違うメーカーのメモリーカード」だけで撮影にのぞむのは避けたいということです。
実際に遭遇したメモリーカードのトラブル
ここで、私が実際に遭遇したメモリーカードのトラブルを書いてみます。
いずれのケースも「ふだん使っているのとは違うメーカーのメモリーカード」を購入したときのものです。
どの場合も、しばらく使ってから発生した現象です。
- 書き込みにやたらと時間がかかるようになった
- 写真は記録できるが、動画を記録することができなくなった
- 連写すると記録時にフリーズするようになった
いずれの現象も、別のメモリーカードでは発生しないので、そのメモリーカードの問題である可能性が高いと思われます。
ただ、これが果たして
- 「いつもと違うメーカーのメモリーカード」だから発生した問題なのか
- メモリーカードの当たりはずれの問題なのか
- 「ふだん使っているメーカーのメモリーカード」でも発生する可能性がある問題なのか
はわかりません。
ですが、どのケースもそれまでは軽快に動作しており、突然、トラブルが発生したという形です。
ですので、「安心できるメモリーカード」を予備を持っておくのは、いずれのケースでも重要なことかと思います。
メモリーカードのトラブルがあったら
万が一、メモリーカードのトラブルがあった場合は、それ以上に悪化しないことを第一に考えます。
具体的には
- 無理して使い続けない(より大きなトラブルに発展するのを防ぐ)
- できるだけ早くデータをほかの記憶媒体に移す
ことが重要です。
特に「いつもと違うメーカーのメモリーカード」を使っているときは、耐久性やそのメモリーカードの癖をつかみ切れていない部分があります。
ですので、可能な限り安全策をとるのがおすすめです。
まとめ
メモリーカードは製品の性質上、「当たりはずれ」がでやすい部分があります。また、丁重に扱っていても予期せぬ原因でトラブルが発生する場合もあります。
そのため、自分が「安心と思えるメーカーのメモリーカード」でも過信は禁物です。常に予備を用意して、「万が一、トラブルが発生した場合」のことも想定して使うのがよいかと思います。