カメラを買ったら、レンズの保護フィルターも一緒に買っておくと安心です。
今回は、保護フィルターの選び方をみていきましょう。
レンズの保護フィルターとは
まずレンズの保護フィルターの役割からみていきます。
レンズの保護フィルターは、「レンズガード」「レンズプロテクター」とも呼ばれる、レンズをキズや汚れから守ってくれるアイテムです。
このような形状をしています。
リング状のものがレンズの保護フィルターです。枠の中には、ガラスがはめこまれています。
これをレンズの表面につけると、カメラのレンズが直接外気に触れることがなくなるため、キズや汚れから守ることができるしくみです。
ちなみに左側にあるのはケースで、表面が傷つかないようにパッケージされています。
レンズの保護フィルターの選び方
レンズの保護フィルターは、1つ買えばどのレンズにつけられるというわけではなく、レンズごとにきまっている「フィルター径」にあわせて買います。
フィルター径の調べ方は2つあります。
1・レンズの仕様表をみる
2・レンズ本体で「φ」と書かれている部分をみる
まずは、レンズの仕様表をみる方法から解説します。
レンズの仕様表でフィルター径をみる
レンズの仕様表は、カタログやメーカーの公式サイト、その商品を扱っているショッピングサイトでみることができます。
たとえば、このような形で書かれています。
画像出典:JOSHIN WEBショップ
フィルター径は「フィルターサイズ」と表記されている場合もあります。
レンズの保護フィルターを探す時は、この数字と同じものを探します。この場合でしたら、58mmの保護フィルターを探す、ということですね。
★レンズキットの場合は、たとえばEOS Kiss X9でしたら、X9のページではなく、「レンズ」のページをみると仕様表がみられます。
参考リンク EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM 仕様ページ
レンズ本体でフィルター径をみる
つづいては、レンズ本体でフィルター径をみる方法です。
レンズをみて、「φ」という記号を探します。
この「φ」のあとの数字がフィルター径です。
たとえばフィルター径が58mmのレンズでしたら、「φ58mm」または「φ58」と書かれています。
このような形で書かれています。この場合はフィルター径が52mmですので、レンズの保護フィルターも52mmのものを探します。
レンズの保護フィルター 値段の違い
レンズの保護フィルターをみると、同じサイズのものでも安価なものと高価なものがあります。
どちらがいいか迷っている方も多いと思うので、解説していきましょう。
保護フィルターを考えるための前提条件
まず前提条件として、どのレンズでも「レンズの前面に何もつけない」のがいちばんいい写りをします。
つまり、保護フィルターをつけると、それよりも写りが落ちるというのが前提条件です。
そう、
保護フィルターをつける = レンズの前に余分なガラスをつける
ということなんですね。
値段で何が変わるのか
余分なガラスがあることで、写りが落ちる、フレアが出やすくなるなどの弊害が出ます。
ここで「なぜ価格差があるか」の話に戻ります。
高価なものになるほど、その影響をより抑えられるようになります。「レンズの前面に何もつけない」状態により近づきます。
これが価格差の理由です。
ただ、どれだけ高価なものをつけても、余分なガラスをつけることにはかわりありませんので、写りには少なからず影響があります。
保護フィルターをつけた後も、レンズキャップはつけられる?
基本的にレンズの保護フィルターをつけたあとも、レンズキャップはそのままつけることができます。
ただ、保護フィルターのタイプによっては、レンズキャップを浅めにしかつけられない場合もあります。
まとめ
中には、ふだんは保護フィルターをつけていて、ここぞという時にはずしてレンズのMAXの性能で撮るという人もいます。
というわけで、レンズの保護フィルターの選び方でした。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はツバメノートを愛用しています。
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