デジタル一眼のレンズをみると、ズームレンズにMACROという表記の入っているものがあります。
たとえば、「APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO」のようなレンズです。
画像引用:SIGMA
この「MACRO」はマクロと読みます。そう、マクロレンズのマクロと同じ綴りです。
というわけで、今回はズームレンズの「MACRO」についてみていきましょう。
ズームレンズのMACRO表記の意味
ズームレンズにつくMACROは簡単にいうと
- マクロレンズっぽいこともできますよ
- 普通のレンズよりも寄れますよ
といったものです。
画質や撮影倍率は、専用のマクロレンズには及びませんが、普通のレンズよりも寄れたり、等倍に近い撮影倍率で撮れたりと、マクロレンズに近い気分を味わうことができます。
ですので、表記には「MACRO」とついていますが、マクロレンズではないので注意が必要です。
簡易マクロとも呼ばれます
こうしたレンズは「ズームレンズだけど、マクロレンズみたいなこともできます」というコンセプトでつくられています。こうした機能を指して、「簡易マクロ」とも呼ぶこともあります。
撮影倍率としては、1/4~1/2倍あたりのものが多くなっています。
マクロ撮影に特化したつくりではないので、マクロレンズに比べると描写は甘くなりますが、レンズをつけかえることなく、様々な撮影をたのしめることがメリットです。
画像引用:TAMRON
こちらは「TAMRON AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO」。
最初に挙げたSIGMAのレンズと近いコンセプトになっています。現在は、どちらのレンズも1万円台で買えることも。
まとめ
専用のマクロレンズより撮影倍率や描写が落ちるものがほとんどですが、ズームレンズに「寄れる機能」がついたと思えば、とても便利なレンズです。
あと少し寄りたい、もう少しクローズアップして撮りたいといった思いを叶えてくれる。ふだん使い、お散歩用にいいレンズですね。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はツバメノートを愛用しています。
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