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第374話 ヒメワスレナグサと呼びたい~キュウリグサ~

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キュウリグサ マクロレンズで撮影

キュウリグサ(胡瓜草)は春に道端などで見られる植物です。

葉や茎を揉むとキュウリのようなにおいがすることからこの名前がつきました。

タビラコという別名もありますが、キク科のコオニタビラコも同じようにタビラコと呼ばれるのでややこしいですね。

 

ワスレナグサに似た淡いブルーの花は、直径2ミリくらいの小さなものです。

上の写真はマクロレンズでギリギリまで近づいて撮っているため大きく見えますが、肉眼で細かい部分まで観察するのは難しいと思います。

 

ちみなにワスレナグサの花はもう少し大きく、直径約6~9ミリです。花色もブルーのほかにピンクや白があります。

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キュウリグサは、梨木香歩さんの小説「西の魔女が死んだ」にも登場します。

 

映画化もされているのでご存知の方も多いかもしれませんが、西の魔女とは主人公の少女まいのおばあちゃんです。

まいは魔女の庭に咲いていたキュウリグサに、ヒメワスレナグサという素敵な名前をつけて愛でていました。

キュウリグサという身も蓋もない名前はこの可憐な花にそぐわない気がするので、わたしもヒメワスレナグサと呼びたいと思います。

 

花言葉は「愛する人への真実の愛」「小さくても夢は大きい」です。

 

今回の撮影に使用したカメラとレンズ

 

 

Midori

はれときどきカメラの中の人。日々、カメラを持ってまちあるきをしています。

 

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