デジタル一眼をおともにおさんぽ写真を紹介する「はれときにっき」、今回は、スイレン(睡蓮)です。
スイレン(睡蓮)とは
名前は中国名「睡蓮」の日本語読みです。蓮に似た花が太陽の光を受けて開き、夕方には眠るように閉じるので「眠る蓮=睡蓮」と名付けられたそうです。
学名のNymphaea(ニムファエア)は、ギリシア神話の水の精ニンフに由来しています。
熱帯性スイレンと温帯性(耐寒性)スイレンがある
スイレンは世界各地に40~50種類ほどがあり、大きくわけて「熱帯性スイレン」と「温帯性(耐寒性)スイレン」に区別されています。それぞれの特徴をおおまかにまとめてみました。
【熱帯性スイレンの特徴】
・7月初旬ごろから開花
・花の色は、青、紫、ピンク、白、黄など
・葉のふちにギザギザがある
・寒さに弱い
今回掲載している花は、下のヒツジグサ以外すべて熱帯性スイレンです。
【温帯性(耐寒性)スイレンの特徴】
・5月初旬ごろから開花
・花の色は、赤、ピンク、白、黄など(青、紫はない)
・葉のふちがなめらか
・寒さに強い
フランスの画家クロード・モネが描いたのは「温帯性(耐寒性)スイレン」だといわれています。
日本の在来種は「ヒツジグサ」のみ
たくさんの種類があるスイレンですが、日本に自生しているのは「ヒツジグサ」と呼ばれる一種のみです。
ヒツジグサは温帯性(耐寒性)スイレンで、5cmくらいの小さな花を咲かせます。
未の刻(午後2時ごろ)に開花することからこの名前がついたといわれていますが、実際にはもう少し早く咲きはじめることが多いようです。
はれときにっき、次回もスイレンが続きます。
■item data:スイレン(睡蓮)
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