郵便ポスト
街歩きをしていて、こういう形のポストに出会うと嬉しくなってしまう。四角いポストもいいのだが、このタイプはなんだか顔っぽいというか表情がある気がして、つい撮りたくなってしまう。ここではポストを顔に見立ててアングルを考えてみた。カリカリに撮るのではなく、少しマイルドに懐かしめの色で撮ってみた1枚だ。
銅像
いろいろな銅像に遭遇するのも街撮りのたのしみだ。銅像というのは妙に生々しいもので、不思議な生命感がある。全身の像だったが、今回はちょっと面白い構図で撮ってみた。まるで生きているようだ。
色合い
最近はこういう色合いも好きで、ややくすんだようなカラーで撮ることも多い。デジタル一眼(デジタル一眼レフ・ミラーレス一眼)は、その場で様々な色をつくれるのが大きなメリットで、色の演出ができるのがたのしいところだ。のんびりした街だけど、駅の近くの踏切警報機はそこそこ忙しそう。踏切警報機がなんとなく三兄弟に見えたので撮ってみた写真だ。「のんびりしつつもそこそこ頑張る」というイメージで、カメラのコントラストもそこそこな感じに設定してみた。
窓とレンガがかわいらしかったので、ややハイキー気味&色をくすませて撮ってみた。中途半端に残っている画鋲もたのしい。ちなみに、古めの建物はいろいろな部分が歪んでいることも多い。その歪みこそが味でもあるのだが、写真を撮る場合はどの部分を「垂直水平」の基準にするかによってずいぶんと印象が変わってくる。
街歩きをするときは、レンズ1本で出かけることが多い。単焦点レンズの場合、焦点距離も画角も固定だが、その分、近づいたり離れたりといった距離感が、いかにも街歩きっぽい感覚で気に入っている。どういう色合いで撮るかを考えるのも面白い。
少し変わった色合いで撮ってみた写真だ。実物は黄色がギラギラした感じだったので、ややグリーンを乗せる感じで、それでいてブランコの下の葉っぱの色も生かせるように、カメラの設定を調整して撮った。色合いで遊ぶと、何気ないものでも「撮りがい」が出てきて、撮りたいものがいっぱい出てくるのでオススメだ。
葉っぱがない方がすっきりとした画面になると思ったが、これはこれで面白い位置にあるので、あえてそのままで撮ってみた1枚だ。
落書き
公園に行くと遊具にハートのマークが書かれていた。スプレーか何かで書かれたものだと思うが、妙になじんで存在感のある落書きだ。こういう場合は、背景をぼかしすぎてしまうとその場所の感じが出ないし、背景がくっきりしすぎても煩雑になってしまう。自分が感動した部分や意図に合わせて、ほどよいぼかし具合を探すのも撮影の面白いところだ。
一見、ただの落書きだが左下の文面がなかなか素晴らしい。「ずーっとそばにいてダメな僕をしかってよう」だ。それでいて「今ちかうよ君をあいせるのは僕だけ」とくるのだからたまらない。何気にその横のイラストもじわじわとくる。ちなみに、この落書きたちは滑り台に書かれていたもの。ここをちびっこが滑るのかと思うと、それもまたじわじわとくるものがある。
まとめ
今回は、ミラーレス一眼をおともにまちあるきをした様子を紹介した。特別な場所、有名スポットを撮るのもたのしいが、どんなまちでも「歩いてみる」とたくさんの発見があってたのしいものだ。ミラーレス一眼は軽くて機動性抜群なので、まちあるきやおさんぽ写真、スナップ写真を撮る時は本当に便利だ。こうした部分でデジタル一眼レフと使い分けてみるのもたのしいと思う。