2021年に人気だったカメラアイテムを紹介中!

「間口の広さ」という話

先日、あるカメラメーカーの公式サイトをみて驚きました。

現在販売されている製品のラインナップをみたのですが、手ごろな価格で買えるエントリー機がない……

エントリー機というのは入門用の機種のことです。

一般にエントリー機と呼ばれる機種には、主に次のような特徴があります。

  • ターゲットは初心者
  • 上位機に比べて価格は安め
  • 機能や性能は上位機に及ばないものの、それなりに撮れる

そう、設計や価格など、はじめての人が手に取りやすいようにできているのですね。

特に価格はポイントで、あまりに高額だと「ちょっと興味がある人」や「なんかたのしそうだから買ってみようかな」という人たちが手を出しにくくなってしまいます。

……というのが、近年までの状況だったのですが、今はそれもずいぶんと変わってしまったように思います。

高額なモデルが中心のラインナップに

今のカメラ業界は厳しい状況にある――そう感じている方は多いかと思います。

そうした状況でカメラメーカーが打ち出したのが高額化の路線なのでしょう。

ここ何年かは、新製品の情報をみるたびにきまって思うことがあります。

  • とにかくカメラもレンズも高い!

これにつきます。

さらに困った点が、「新しく出るのは高いものばかり」と感じること。

手ごろな価格のものがなかなか出なくなったように思うのですね。

現在のカメラ業界の状況を考えれば「新製品が出るだけでもまし」といえるかもしれませんが、選択肢が非常に狭くなってしまったように思います。

選択肢という話

以前はどのメーカーも、いろいろな価格帯のカメラがありました。

デジタル一眼でいえば、もっとも安価なのがエントリーモデル(入門機)。そこから価格も性能も、中級者向け・上級者向けへとステップアップしていくという展開がされていました。

今回の記事では価格と性能を含めた表現として、各モデルのことを「初心者向け」「中級者向け」「上級者向け」という呼び方をしています。イメージしにくい方は、「初級機」「中級機」「高級機」と置き換えてもいただいても構いません。

新製品やモデルチェンジがある場合も、その枠を守りつつ行われていた印象があります。

つまり、常に「初心者向け」「中級者向け」「上級者向け」それぞれの枠に、現行品があったわけですね。

そのため、ユーザーは自分の状況にあわせてカメラを選ぶことができたわけです。

たとえば

  1. 自分の財布の状況にあわせて選ぶ
  2. 自分がやりたいことにあわせて選ぶ
  3. 自分のスキルにあわせて選ぶ

といったことができたのですね。

また、「初心者向け」「中級者向け」「上級者向け」というラインナップがあるため、ユーザーの中には入門機から徐々にステップアップしていく人、あるいは一気に上位モデルにすすむ人もいるでしょう。

……が、ここで忘れてはならないのは

  • そういう人ばかりではない

という点です。

次回に続きます。