初心者の方がカメラの説明書や入門書を手にすると「被写体」という言葉が当たり前のように出てきて、とまどう方もいるかと思います。
今回は「被写体(ひしゃたい)」という用語の解説です。
被写体(ひしゃたい)とは何か?
被写体(ひしゃたい)とは、絵で言うところの「モデル」や「モチーフ」のことです。
写真では、それらの撮影の対象となるもののことを「被写体」といいます。
・花を撮った場合は、その花のことを被写体といいます。
・Aさんという人を撮った場合は、Aさんが被写体です。
・カマキリを撮った場合は、カマキリが被写体です。
・・・といった感じで、花でも人でも虫でも風景でも、「撮影の対象となるもの」を被写体と呼びます。
撮影の対象となることが条件ですので、カマキリがいたとしても、それを撮らなければ被写体とはいいません。
この写真の被写体は花です。道で花を見かけても、それを撮らなければ、被写体とは呼びません。
「被写体」を使った用語を知ってみよう
被写体を使った用語に「被写体ぶれ(ひしゃたいぶれ)」というものがあります。
これは撮影となる対象(被写体)が動いてしまって、写真がぶれてしまうことを言います。
たとえば次のようなケースがあります。
Aさんを撮るときに、Aさんが動いてぶれてしまった。
この場合は、被写体であるAさんが原因でぶれたので「被写体ぶれ」といいます。
被写体ぶれと手ぶれとの違い
「手ぶれ」は手持ちで撮る時に、カメラが動いてぶれてしまうことをいいます(シャッターが開いている間にカメラを動かしてしまうとなります)。
たとえばAさんを撮るときに
Aさん(被写体)はじっとしていたのに、カメラが動いてぶれてしまった。
このような場合は、カメラを持つ手が原因でぶれたので「手ぶれ」といいます。

まとめ
カメラや写真は用語が多くてややこしいですが、頭の中でわかりやすい言葉に置きかえて、ゆっくりゆっくり読むようにしていくと、自然とスムーズにとらえられるようになってきます。
カメラも写真もテスト勉強ではないので、必要と思ったことをその時々で知っていく。そんなスタイルでいいと思います。


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