今回は「画質モード」と「画像サイズ」についてのお話です。
初心者さんにとっては、どれを選ぶか迷いやすい部分でもあります。たのしく写真を撮るために、ぜひチェックしておきましょう。
画質モードとは
デジタル一眼レフは設定から画質モードを変えることができます。
画質モードとは、機種によって表記に違いがありますが、一般に「FINE」「NORMAL」「BASIC」といった形で表わされるものです。どれを選ぶかによって画質が変わります。
画質モードは何が違うか
画質モードを変えると、写真の「きめ細かさ」が変わります。
FINE、NORMAL、BASICのそれぞれの違いをみてみましょう。まずは画質です。
・画質がいちばんいいのはFINEです。
・画質のいいほうから並べると、FINE、NORMAL、BASICの順になります。
次にデータの大きさをみてみましょう。
・データがいちばん小さいのはBASICです。
・データの小さいほうから並べるとBASIC、NORMAL、FINEの順になります。
となります。画質がよくなればその分、データが大きくなるということですね。
圧縮率が高いと画質は劣化する
データサイズが小さくなると、それだけ圧縮率が高くなります。圧縮率が高いと、その分、画質は劣化します。
画質モードのFINE、NORMAL、BASICそれぞれの圧縮率を簡単にまとめると
・NORMAL(中圧縮)←FINEより圧縮率が高い
・BASIC(高圧縮)←NORMALより圧縮率が高い
となります。
圧縮率が高くなると画質は劣化しますから、この中でいえば、BASICがいちばん画像に荒さが目立つということです。
おすすめはFINE以上
できるだけ圧縮の低いものを選ぼう
特に問題がなければ、画質がいいのに越したことはありませんので、いちばん圧縮率の低いものを選ぶのがオススメです。FINE、NORMAL、BASICとある場合だったら「FINE」ですね。
・いちばん圧縮率の低いものを選ぶのがポイント。
・FINE、NORMAL、BASICとあったら「FINE」がオススメ!
FINEとNORMAL、画質の違いがあまりわからないときは
今のデジタル一眼はどんどんと進化していて、機種や画像を見る環境によっては「FINEとNORMALの違いがあまりわからない」という場合もあります。
こうした場合は、自分の用途やケースによって考えるようにします。
ですが、画像の補正や編集をする人は注意が必要です。
JPEGの場合、編集を重ねるほど画質が劣化していきます。
つまり、最初に画像をみた段階ではFINEとNORMALの差がなかったとしても、補正を前提に考えるのであれば、劣化を見越して考えておく必要があります。
できるだけいい画質で撮っておいたほうが安心かと思います。
画像サイズについても知っておこう
画像サイズとは、文字通り画像の大きさです。主に「L」「M」「S」といった形で表されます。
画像サイズは「L」がオススメ
画像サイズについては一般に、最高画質で大きくプリントしたい場合は「L」、小さなプリントやブログなどのネット用だったら「M」または「S」でもOKと言われます。
ですが、大きいサイズで撮っておけば何かと応用がききますので、特に問題がない限り「L」で撮ることをオススメします。
画像の比率を変えて撮るのもたのしみの1つ。いろいろなスタイルでたのしんでみよう。

画像サイズが大きくなると、データサイズも大きくなります
画像サイズを大きくすると、その分、データのサイズも大きくなります。
画素数に違いがあるためです。LとMとSでは、それぞれのデータサイズにかなりの違いがあります。これに関しては画質モードより大きな差があります。
まとめ
今はメモリーカードの容量も大きいものが多いですし、データサイズが大きくても昔ほど容量を気にせず撮れるようになっています。ですので、よほどのことがない限りLでの撮影がオススメですよ。
