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広角レンズってどんなレンズ?

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鳥居 広角ズームで撮影

広角レンズは、カメラとセットで販売されていることが多い標準レンズや望遠レンズに比べると、初心者さんにはあまり馴染みのないレンズかもしれません。

しかし特性を知ってうまく生かせば、肉眼で見る印象とは異なる面白い写真を撮ることができます。

今回は広角レンズのおもな特徴を各メーカーのレンズの作例を交えながらご紹介していきます。

広角レンズとは

広角レンズとは、標準レンズや望遠レンズに比べて画角(写る範囲)が広く、35mm判換算で焦点距離がだいたい14-35mmあたりのレンズを指します。

焦点距離が短い(○mmという数字が小さい)ほど広い範囲が写り、24mm以下は「超広角レンズ」と呼ばれることがあります。

広角レンズの主な特徴としてあげられるものは以下の3つです。

広い範囲を撮影できる

広角レンズの最大の特徴は、広い範囲を写せることです。

まずは、標準レンズと比較して違いを見てみましょう。

下の画像は、Nikonの標準レンズ AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR と、超広角ズームレンズ AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR で撮影されたものです。

Nikon 広角ズームレンズ AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR ニコンDXフォーマット専用

超広角ズームレンズの方が、周囲の様子も広く写しとられているのがわかります。

 

続いてFUJIFILMの超広角ズームレンズで撮影された例です。

FUJIFILM 超広角ズームレンズ XF10-24mmF4 R OIS

超広角ズームレンズなら、巨大な建造物の全体像も一枚の写真に収めることができます。

遠近感を強調することができる

広角レンズは遠近感が強調され、近くのものほど大きく、遠くのものほど小さく写ります。

その効果は被写体に近づけば近づくほど強くなり、上手に使えばインパクトのある写真を撮ることが可能です。

 

ここではNikonとTokinaの超広角ズームレンズの作例をみてみましょう。

Nikon 広角ズームレンズ AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR ニコンDXフォーマット専用

ネコの鼻先までグッと近寄ったことでデフォルメ効果が強まり、ユーモラスな写真になっていますね。

 

Tokina 超広角ズームレンズ atx-i 11-16mm F2.8 CF キヤノン EF用 APS-Cフォーマット用 696941

奥行きのある場所ではさらに遠近感が引き出され、迫力を感じます。

ピントの合う範囲が広い

広角レンズは被写界深度が深く、ピントの合う範囲が広いのも特徴です。

全体をシャープに写すことができるので、手前から奥までしっかりピントの合った写真を撮りたい時に便利です。

以下はSONYの広角ズームレンズで撮影された画像です。

ソニー 広角ズームレンズ APS-C E 10-18mm F4 OSS デジタル一眼カメラα[Eマウント]用 純正レンズ SEL1018ソニー 広角ズームレンズ APS-C E 10-18mm F4 OSS デジタル一眼カメラα[Eマウント]用 純正レンズ SEL1018

 

おわりに

広角レンズは広い範囲が写せるので、広々とした風景や大きな建築物などを撮影したい時に便利です。

カメラに慣れるまでは標準レンズの広角側で撮ってみて、物足りなさを感じたら導入するとよいかと思います。

ワイド端、テレ端って何?
ズームレンズのいちばん短い焦点距離を「ワイド端」、いちばん長い焦点距離を「テレ端」といいます。端は「たん」と読みます。ワイドたん、テレたんですね。また、ズームレンズの広角側を「ワイド側」、望遠側を「テレ側」という場合もあります。「端」の意味も含めて使う場合もあります。
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