レンズにつけて使うアイテムにレンズフードがあります。
レンズフードはカメラメーカーの純正品のほか、それ以外のメーカーが作った互換品や汎用品があります。
レンズフードの互換品、汎用品ってなに?
互換品や汎用品は、カメラメーカー以外がつくっているもので、いわゆる「社外品」です。
品質や性能は様々ですが、純正品より安く買えるのがメリットです。
「互換品」と「汎用品」は同じような意味で使われることも多いですが、次のように考えるとそれぞれの特長がわかりやすくなります。
レンズフードの互換品の例
レンズフードの互換品は、主に純正品と互換性があるものを指します。
たとえば、Nikon純正のレンズフードに「バヨネットフード HB-32」という商品があります。
「バヨネットフード」というのは、花形をしたレンズフードのことで非常に人気のあるアイテムです。純正品ということもあり、2,500円+税とそれなりの価格になっています。
これに対し、Nikon以外のメーカーが出している「HB-32」の互換品があります。
こちらは「F-Foto」のもの。
純正品と形状が近く、半額以下の価格で買うことができます。HB-32の互換品なので、対応レンズも純正品と同じです。
このように特定の製品に対して、互換性のあるものを「互換品」と呼びます。
レンズフードの汎用品の例
レンズフードの汎用品は、「フィルター径が同じなら、どのメーカーのレンズにもつけられる」というものです。
たとえばこちらはHAKUBAのシリコンレンズフード。
パッケージに「55mm」という表記があります。これが対応しているフィルター径です。つまり、この商品の場合は
- フィルター径55mmのレンズなら、どのメーカーのレンズにもつけられます
というわけですね。
同じデザインでも様々なフィルター径のものがありますので、購入前に必ず「自分のレンズのフィルター径」をチェックしておく必要があります。
フィルター径の確認方法は、こちらの記事でくわしく解説しています。
互換品、汎用品はなぜ安いの?
レンズフードの互換品や汎用品は、純正品と比べると価格が安いのが特長です。
たとえば汎用品であれば、安く販売できる理由の1つに「いろいろなメーカーのレンズに使える」→「量産しやすい」→「製造コストが下がる」といったものがあります。
また、互換品や汎用品の中には、
- 純正品に近い形状のものをつくるため、1から商品をデザイン・設計するよりもコストが下がる
- 商品によっては、品質やつくりが甘い(ここにかかるコストを削っている)
といった理由で安いものもあります。
互換品や汎用品を実際に使ってみてどう?
はれときどきカメラでも、互換品や汎用品をいろいろと使っています。レンズフードではこのアイテムを使っています。
ETSUMIが販売している汎用のラバーフードです。
実際に使った感想としては
- 機能面は十分
- 高級感はない(価格なりのつくり)
- 見た目を気にしなければ安くてお得
といったところ。
個人的には満足で愛用しているフードですが、「機能」と「見た目や品質」のどちらを重視するかで評価が変わるかも。
今回の記事で紹介したアイテム
今回の記事で紹介したアイテムは次の通りです。
互換品や汎用品のレンズフードの購入を検討している方がいましたら、よかったら参考にしてみてください。