デジタル一眼はフルサイズのほかに、APS-C、マイクロフォーサーズなど、様々なサイズのセンサー(撮像素子)が使われています。
そのため、同じ焦点距離のレンズを使っても、センサーサイズによって写る範囲(画角)が変わってきます。
そこで、写る範囲(画角)を考える際に基準になるのが「35mm判換算」です。
35mm判換算の計算方法
「35mm判でいうなら、どのぐらいの焦点距離の画角になる?」というのが、35mm判換算の考え方です。
35mm判換算は、レンズの焦点距離を次のように考えます。
1・フルサイズは1倍(そのまま)
2・APS-Cサイズは1.5倍(キヤノンは1.6倍)
3・マイクロフォーサーズ、フォーサーズは2倍
4・1型センサーは2.7倍
センサーサイズによって倍率が変わります。
たとえばマイクロフォーサーズ機でしたら、焦点距離25mmのレンズをつけると2倍した「焦点距離50mm相当の画角」になります。
ちなみにニコンは、APS-Cサイズの撮像素子を「DXフォーマット」と呼んでいます。
たとえばAPS-Cの場合
APS-C機で、「35mm判換算で焦点距離50mm相当の画角」のものが欲しい場合を考えてみましょう。1.5倍のほうで考えてみます。
焦点距離50mmのレンズだと、1.5倍で75mmですから画角がずいぶんとせまくなってしまいます。
つまり、この場合は1.5倍して50mmに近くなる数字を探せばいいわけです。
そうすると、焦点距離33mm近辺がこれにあたるということがわかります。
まとめ
少しややこしいところもありますが、基本的には「自分の機種は何倍すればよいか」を知っておけば大丈夫ですよ。
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