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写真のメリハリについて考えてみよう

写真のメリハリについて考えてみよう

強弱がはっきりとした写真、緩急の効いた写真のことを「メリハリがある写真」「メリハリの効いた写真」ということがあります。

そうした写真を撮るには様々な手法がありますが、よく使われるのは

  • コントラストを強くする
  • 彩度を高くする

といった方法かと思います。

明暗差や色の強弱が大きく出て、メリハリの効いた写真が撮りやすくなるわけですね。今回はそこから一歩すすんで、メリハリについてもう少し深く考えてみましょう。

強弱をつける

強弱や緩急が効いた状態のことを「メリハリがある」「メリハリが効いている」といいます。

写真の場合は

  • コントラストを強くする=明暗差を大きくする
  • 彩度を高くする=色の鮮やかさを強める

といった方法がよく使われます。が、メリハリをつける手法はこれだけではありません。

要素の大きさで違いをつくる

要素の大きさで違いをつくる

画面を構成する要素の大きさに違いをつくると、それだけで画面にメリハリがつきます。

「強弱」という観点でいえば、大きいものが「強」、小さいものが「弱」にあたるわけですね。

この方法はコントラストや彩度に頼ることなく形にできますので、写真の色合いも抑えやすく、「ギラギラした写真はちょっと……」という方にもおすすめの手法です。

「大小の対比」という面白さも出やすく、シンプルな構図でも成り立ちやすい方法です。

ピントでメリハリをつける

ピントでメリハリをつける

ピントの合っている部分とそうでない部分で差をつける方法です。

上の写真でいえば、ピントの合っている部分はくっきりはっきりと見え、存在感が強くみえます。それに対し、ボケている部分は主張が弱く後ろにさがってみえます。

こうしたケースでは、後ろ(ボケている部分)が下がってみえるほど、画面内に強弱や緩急が生まれます。

背景にあるものや主役との距離も関係するので、どの被写体にでもできるわけではありませんが、狙えるときは狙ってみましょう。

こうしたピントでメリハリをつけるのは、映画でよく使われている手法です。

メリハリのある被写体を探す

メリハリの効いた写真を撮るときは、被写体自体に「メリハリのあるもの」を選ぶのもよい方法です。

彩度の高い被写体

彩度の高い被写体

「彩度」に注意して被写体を探していると、もともと彩度が高い色合いをした被写体があります。

そうした被写体は、彩度を調整して撮るよりも、光の当たり方に注意して撮ったほうがキレイな色が出やすくなります。

こうしたケースでは被写体の彩度が高いので、背景はそれよりも控えめの色合いになるように撮影位置を調整します。これで強弱がコントロールできるわけですね。

コントラストの効いたシーン

コントラストの効いたシーン

カメラの設定の「コントラスト」には明暗の差を大きくする効果があります。

であれば、被写体を探す段階で「明暗差のあるシーン」を選べば、あえてカメラで設定しなくてもコントラストの効いた写真になります。

強弱の要素を増やす

強弱の要素を増やす

写真の中の「強弱の要素」は1つだけでなくてもOKです。

たとえば上で「要素の大きさで違いをつくる」で紹介した写真は、「要素の大小」だけでなく「明暗差」の要素も入っています。

強弱の要素が複数あると、その分だけ面白みが増します。ぜひいろいろとためしてみてください。