当サイトで人気のカメラアイテムはこちら!

「ワーキングディスタンス」って何?~今さら聞けないカメラ&写真の用語~

※当サイトでは記事内に広告を掲載しています。

ワーキングディスタンスとは何か?用語の解説

写真の本を読んでいると、時々「ワーキングディスタンス」という言葉が出てきます。
いきなり出てくると、なかなかわかりにくい言葉ですよね。今回は「ワーキングディスタンス」についてのお話です。

「ワーキングディスタンス」とは何か?

ワーキングディスタンスについての解説

ワーキングディスタンスとは、意味自体はとてもシンプルで、レンズの先っぽからモチーフ(被写体)までの距離のことをいいます。

今さら聞けないカメラ&写真の用語「被写体」ってなに?
初心者の方がカメラの説明書や入門書を手にすると「被写体」という言葉が当たり前のように出てきて、とまどう方もいるかと思います。 今回は「被写体(ひしゃたい)」という用語の解説です。 被写体(ひしゃたい)とは何か? 被写体(ひしゃたい...

ワーキングは、ウオーキングが変化したものではなく「working」です。

上の写真でしたら、レンズの先っぽからねこまでの距離がワーキングディスタンスです。

ワーキングディスタンスが短い、ワーキングディスタンスが長いといった使い方をします。

ワーキングディスタンス、たとえば

ワーキングディスタンスとは何か?作例画像

たとえば、マクロレンズAとマクロレンズBでいちごを撮るとしましょう。

それぞれのレンズを使って、画面内のいちごが同じ大きさになるように撮ろうとした場合、

・レンズAでは、いちごにかなり近づいて撮る
・レンズBでは、レンズAよりも離れたところから撮れる

という違いがあったとします。

この場合、レンズBのほうはレンズAより離れて撮れる、つまり、レンズAよりレンズの先っぽといちごとの距離が長いわけですから、レンズAよりも「ワーキングディスタンスが長い」といった使い方をします。

ワーキングディスタンスを「稼げる」

ワーキングディスタンスを稼ぐ

近づきすぎると逃げてしまうような昆虫を撮るときや、少し離れたところにある花を撮るときなどは、ワーキングディスタンスが長いレンズだと有利です。

ワーキングディスタンスが長めにとれることをワーキングディスタンスを稼げる」という言い方をする場合もあります。

「このレンズなら、ワーキングディスタンスが稼げる」とか「ワーキングディスタンスが稼げるレンズなので、昆虫の撮影に重宝しています」といった使い方をします。

ここで出した例は

ちなみに、ここで例に出したマクロレンズAとマクロレンズBは「マクロレンズ」であることは同じですが、焦点距離が違うのでこのような違いが出ます。

焦点距離は、レンズに書いてある60mmとか90mmといった数字のことです。

今さら聞けないカメラ&写真の用語「焦点距離」ってなに?
今回は、一眼といえばこれ!というぐらいに目にすることの多い言葉、「焦点距離(しょうてんきょり)」についての解説です。 「焦点距離(しょうてんきょり)」とは 焦点距離はレンズに書いてある「○mm」という数字のことです。この数字の大...

この数字が変わると、画面に写る範囲が変わるだけでなく、今回お話したワーキングディスタンスも変わってくるのでございます。

まとめ

・レンズの先っぽから被写体までの距離をワーキングディスタンスといいます。
・ワーキングディスタンスが長い、短い、稼げるといった使い方をします。
・ワーキングディスタンスが長いレンズのほうが、有利に撮れるシーンもあります。


はれときどきカメラの一眼レフ・ミラーレス一眼がもっとたのしくなる写真教室

【終了しました】はれときどきカメラの写真教室
現在、次の写真教室の参加を受付けています。どなたでもたのしく参加できます。 2/21(火)キットレンズでぼかして撮ってみよう はれときどきカメラの写真教室、2月は「キットレンズでぼかして撮ってみよう」です。 カメラを買った時につい...