外で写真を撮るときに、何気に難しいのが「ガラス越しの撮影」。ガラス越しの撮影とは、ガラスの向こうにあるものを撮ることです。
たとえば
- ガラスケースの中にあるものを撮る
- 旅行先で窓のむこうの景色を撮る
- 水族館での撮影
といったシーン。こうした場面では、ガラスに自分の姿やまわりにあるものが映り込んでしまうことが多く、難しさを感じる方も多いかと思います。
そこで今回は、映り込みを防ぐのに便利なアイテム「穴あきレフ板」を紹介します。
穴あきレフ板とは
穴あきレフ板はその名の通り、レフ板に穴のあいたものです。中心部の穴に、レンズを差し込んでつかいます。デザインや仕様はメーカーによってそれぞれで、上の画像のように表と裏が黒と白のものもあれば、黒と銀のものもあります。
また、丸型だけでなく、四角いタイプのものもあります。
いずれのタイプのものも、中心部の穴からレンズがみえるようにして装着します。ガラス越しに撮るときは、黒い面を前(撮りたいもののほう)にむけます。
ちなみに白や銀の面は、通常のレフ板と同じように使います。
穴あきレフ板の効果をみてみよう
穴あきレフ板を使って撮ると、次のようになります。
左が「穴あきレフ板なし」で撮ったもの、右が「穴あきレフ板あり」で撮ったものです。こうしてみると、違いがはっきりとわかりますね。
穴あきレフ板をつかうと、このようにガラス越しの撮影でも自分の姿やまわりが映り込むことを防ぐことができます。
また、穴あきレフ板は、上の画像にもあるようにガラス越しに夜景を撮るのにも向いています。収納もコンパクトで旅行のおともにも便利なアイテムです。
穴あきレフ板で使いやすいもの
忍者レフはつくりが非常にしっかりとしており、安定感のあるアイテムです。レフ板の直径は50cm。中央の穴には、直径82mmのレンズまで差し込めます。収納時は、直径20cmになります。
他のメーカーに比べると価格的にはやや高めですが、品質と使い勝手のよさは抜群。初心者の方から上級者の方までおすすめのアイテムです。
ミニサイズの忍者レフです。レフ板の直径が35cmと、通常の忍者レフよりもひと回り小さいサイズになっています。中央の穴には、直径20~120mmのレンズまで差し込めます。収納時は12cmと、かなりコンパクトになり、持ち運びにとても便利です。
「穴あきレフ板に興味があるけれど、忍者レフはちょっと高い……」と感じる方におすすめなのが、Rokeの穴あきレフ板です。安価ながら様々な工夫がされており、穴あきレフ板の入門におすすめのアイテムです。表が黒、裏が銀になっています。
レフ板の直径は約46cmとほどよいサイズ。中央の穴には、約30~100mmのレンズを差し込むことができます。収納時は、約18cmに折りたたむことができます。
おしまいに
今回は、映り込みを防ぐのに便利なアイテム「穴あきレフ板」についてお届けしました。何かと悩まされる「ガラス越しの撮影」が一気に楽になります。裏面は通常のレフ板と同じように使うことができるので、持っていて損のないアイテムですよ。よかったら参考にしてみてくださいね。