秋から春にかけて姿をみせる鳥に「ツグミ」がいます。
川原や草のあるところをちょこちょこと歩き回っている鳥がいたら、よく見てみましょう。もしかしたら、ツグミかもしれませんよ。
はれときどきカメラが撮影した写真とともにお届けします。
ツグミはどんな行動をする?
地面の上をよく歩いています
ツグミを最も見つけやすいのは、地面の上を歩いている時です。土の中にいる幼虫やミミズなどを探して、ちょこちょこと歩き回っています。
全長は24cmほどと、スズメよりもふたまわりほど大きな体をしています。芝生のある公園などにもよく姿をみせてくれます。
木にもよくとまっています
地面の上で見ることの多いツグミですが、木にとまっていることもよくあります。特に、日本に渡来したばかりの頃や寒い時期には、木の中にいることが多くあります。
が、まわりになじみやすい模様をしているので、木にとまっているとなかなかみつからなかったりします。
片足立ちをすることもあります
「片足立ち」というとフラミンゴのそれが有名ですが、ツグミも片足立ちすることがあります。
鳥の片足立ちは謎の多い行動ですが、一般に体を休めるため、または体温を逃がさないためにこうしたポーズをとると考えられています。
ツグミのこのポーズはなかなかみられないので、みつけたらちょっとレアかもしれません。
ツグミはいつ見られる?
秋から春にかけてみられます
ツグミは「冬鳥」に分類される鳥で、日本では秋から春の終わりごろまで姿をみることができます。
だいたい9~10月ごろに渡来し、5月中旬から下旬ごろまで姿をみせてくれます。日本から飛び立った後はシベリアで繁殖します。
ちなみに人間に対しては、警戒心の強いツグミもいれば、かなり近づいても大丈夫なツグミもいます。
ツグミは何を食べる?
幼虫やミミズ類を食べます
ツグミは地面の上を歩き回ってエサを探しています。狙うのは、土の中にいる幼虫やミミズ類です。
歩いていてふと立ち止まったかと思うと、地面をつついて上手にエサをみつけます。
木の実もよく食べます
地面の上でエサを探す姿が印象的なツグミですが、木の実もよく食べます。
ちなみにツグミは群れでも単独でも行動する鳥で、集団で木にとまっていることもあれば、一羽でぽつんととまっていることもあります。
ツグミの鳴き声
ツグミはいろいろな鳴き方をします。
「クワックワッ」のほか、「キュウキュウ」「クイックイッ」「キュキュキュ」「カッカッカッ」といった声で鳴きます。
まとめ
今回は、ちょこちょこと歩き回る冬鳥・ツグミでした。歩く姿がかわいらしい鳥ですよ。
\ 今回紹介した鳥 /
ツグミ(鶫 Naumann’s Thrush)
スズメ目ヒタキ科 全長24cm
\ まだまだあります /