12ビットRAWや14ビットRAWなどの「8ビットを越えるデータ」も、JPEGにすると8ビットになります。
となると「どのみち8ビットになるのに、なぜ8ビット以上で記録するのか」という疑問を持つ人もいるかと思います。
8ビットになるのに、なぜ8ビット以上で記録するのか
ビット数が大きいとその分、階調が豊かになります。
前回の記事でお話したように、○ビットの階調は「2を○乗する」と出せます。8ビットなら2の8乗、12ビットなら2の12乗、14ビットなら2の14乗です。
そうして計算すると、次のようになります。
・8ビット:256階調
・12ビット:4096階調
・14ビット:16384階調
このようにビット数が変わると、階調(色の濃さの段階)も大きく変わります。
256階調では得られなかった階調の変化も再現できる、より繊細な調整が可能になる、というわけですね。
最終的には同じ8ビットになっても、最初から8ビットのものとではそのあたりが違うのですね。
まとめ
階調が豊かであるほど、色彩表現が豊かになります。白とび・黒つぶれ・色飽和がしにくくなるほか、微妙な色変化も再現しやすくなります。
色数的には8ビットでも人間の目には十分すぎるぐらいなのですが、階調の差によるところが大きいということですね。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きな鳥はカワラヒワ。
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