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情報過多な時代

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今はひと昔前に比べると、非常に情報が多い時代になりました。

検索エンジンを使えばいくらでも情報を得ることができますし、ニュースサイトやSNSをみればとめどなく新しい情報が目に入ってきます。

今回は「情報が多い時代だからこその考え方」をテーマにして書いてきます。

情報が多いということ

今は知りたいことがあったら、ネットで検索すれば、真偽やその質はさておきとして、おおよその情報が手に入ります。

が、今ほどインターネットが普及する前は、情報はかんたんに手に入るものではありませんでした。

知りたいことがあっても、それを知る手段が限られていたんですね。

本を買う、人に聞く、どこかに習いに行く、あるいは自分で試行錯誤しながら答えをさがすなど、自分の足で情報を得る必要がありました。

専門的な知識であればなおさらで、たとえばそれを得るためには、誰かのもとに師事しなければならない(それでも得られるかどうかの確証はない)――なんてこともあったりしました。

そうそう簡単に得られないのが「情報」というものだったんですね。

それは同時に「得られる情報も限られていた」ということでもあります。

本は大きな情報源

たとえばカメラや写真のことを知りたいと思ったら、「本屋さんに行く」というのが有用な手段でありました。

そう、今のように「ネットで調べる」なんてことがなかった時代は、本が大きな情報源だったのですね。

本屋さんもたくさんありました。そこで入門書を探すのですね。

この点に関しても、今とは大きな違いがあります。

今でしたらAmazonなどの通販サイトで探せば、数多くの入門書がヒットします。レビューをみて、本の評判を知った上で、よさそうなものを選ぶことができます。

が、ネットが普及する前は、当然のことながらそういったことはできません。

本屋さんに置いてある本の中から、自分の目で見て「よさそう」と思ったものを選ぶんですね。

が、その本屋さんに置いてある本も、よほどの大型書店ではない限り、数が限られています。

わたしたちの住んでいる地域でしたら、入門書の類でいえば数冊置いてあればいいほう、本屋さんの規模によっては1冊でも置いてあれば……といった状態でした。

つまり、本を買ったとしても得られる情報は限られていたんですね。

情報が限られているということ

「何かを学ぼう」と思ったときに、今も昔も便利なのは「入門書」です。

入門書を手にすると、もっといろいろな情報を知りたくなります。この点も、今も昔も変わりませんね。

が、インターネットが普及する前は、次に読みたい本を探すときは、やはり本屋さんに足を運ぶ必要があります。

いろいろな本屋さんに足を運んでみては、「よさそうな本はないかな?」とカメラや写真の本が置いてあるコーナーを眺めるわけですね。

すると、どの本屋さんにもきまって並んでいる本があることに気づきます。わかりやすいところではカメラ雑誌ですね。

当時は本屋さんが大きな情報源ですから、どの本屋さんにも置いてある本は「人気のある本」「有名な本」という印象だったんですね。

雑誌であれば、たくさん積んであれば「これが主流なんだな」というイメージでした。

――こんな時代でしたから、その地域でカメラや写真に興味を持った人は、だいたい同じような本を読んでいるような状況でした。

すると、面白い傾向がでてきます。次回はその点をくわしくお話していきます。