本には、必ず『当たりはずれ』があります。
今回の記事では当たり本とハズレ本を次のように定義します。
- 「買ってよかった、役に立った」というのが当たり本
- 「買わなきゃよかった、失敗したぁ」というのがハズレ本
そんなわけで、本を買うときはできるだけハズレ本は避けたいもの。
そこで今回は、ハズレ本をできるだけ避けるためのアイデアをお届けします。
ハズレ本を避けるには
本は世間の評判とは別に、「自分にとってどうなのか」という点が大きくモノをいう媒体です。
つまり、自分に合うか合わないか。
――このどちらにあたるかによって大きく評価が変わります。
だから、いくら世間で人気のある本でも、それが自分に合うかどうかは読んでみるまではわかりません。当たりになる可能性も、ハズレになる可能性もあるわけですね。
……が、次のように考えることでハズレ本を買う確率を下げることができます。
自分が求める情報をはっきりさせておく
まず重要なのは、「自分が本に何を求めているのか」をはっきりさせておくことです。
言い方をかえれば、「人気だから」「なんとなくよさそうだから」といったあいまいな理由で買わないこと。これだけで、ハズレ本をひく確率をかなり下げることができます。
上の項目で紹介したように、本の評価は「自分にとって合うか合わないか」で大きく変わります。
だからまずは「目的を合わせる」わけですね。
自分の目的に合った本を探す、自分が知りたいことに合った本を探す。――このように考えれば、そう、「合わない確率」を下げることができるわけですね。
その場の空気に踊らされない
今の時代、最も気をつけたいのはこれかもしれません。
昨今は、次のような現象が目立つようになりました。
こうした現象が発生する原因は様々かと思いますが、あとから振り返ってみると、「なんであそこまで話題になったんだろうね?」的なものも多かったりします。
話題になった当初と評価が180度変わるなんてものも珍しくありません。
こうした現象は、様々なジャンルでみられますね。
本のジャンルでこの現象が発生した時は、興味があっても少し我慢をして、時間を置いてから判断する。これが最も有用です。
時間が経つと、自分が冷静になれるだけでなく、まわりの評価も落ち着いたものになってきます。
そう「その場の空気に乗せられて買っちゃう」「その場の空気に影響されて、いいと思っちゃう」ことを防げるわけですね。
ハズレた時のパターンを覚えておく
過去にハズレ本をつかんだ時のことを振り返ってみましょう。
「なんでその本を買おうと思ったのか」を振り返ってみると、自分が失敗するパターンのようなものがみえてくることがあります。
たとえば
- 「〇〇で話題沸騰!」「~万人が〇〇〇!」といった宣伝文句に乗せられた
- 本の帯に書かれているフレーズをみて買うと、失敗しやすい
- この出版社(あるいは著者)の本はどうもしっくりこない
……などなど。
おおよそでいいので、このように「自分が失敗しやすいケース」を認識しておくと、ハズレ本をつかむ確率を下げることができます。
■ハズレ本を買ってしまったときは有効に活用しよう■
まとめ
今回はハズレ本をつかむ確率を減らす方法をお届けしました。
特にポイントなのは、最初にお届けした「自分が求める情報が何かをはっきりさせておく」という点。ここを押さえておくだけでも、ハズレをひく確率をかなり下げることができますよ。
よかったら参考にしてみてください。