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EOS Kiss X9とX9iは何が違う?

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今回は、Canon EOS Kiss X9とX9iの違いについてみていきましょう。

名前の似ている両者ですが、実は X9とX9iは別シリーズになります。

同じKissでも「i」がつくものとつかないものとでは、シリーズが違っていて

X9は 2013年発売のX7の後継機

X9iは 2015年発売のX8iの後継機

となります。カメラの位置づけ的には「i」のつくほうが上位になります。

Kiss X9とX9iの違い

では、Kiss X9とX9iの違いをみてみましょう。大きな違いはAFの測距点(フォーカスポイント)の数と連写性能です。

商品名Kiss X9
Kiss X9i
発売時期2017年7月2017年4月
有効画素数約2420万画素約2420万画素
映像エンジンDIGIC 7DIGIC 7
常用感度ISO100~25600
拡張:ISO51200
ISO100~25600
拡張:ISO51200
フォーカスポイント9点最大45点
ライブビュー時のAFデュアルピクセルCMOS AF方式デュアルピクセルCMOS AF方式
シャッター速度1/4000~30秒1/4000~30秒
連写性能5コマ/秒6コマ/秒
連続撮影枚数※JPEG:Full
RAW:約6枚
RAW+JPEG:約6枚
JPEG:190枚
RAW:約21枚
RAW+JPEG:約19枚
ファインダー方式ペンタダハミラーペンタダハミラー
ファインダー視野率95%95%
ファインダー倍率約0.87倍約0.82倍
モニター可動式可動式
RAW14bit14bit
質量(本体のみ)約406g~約485g
撮影枚数(約)ファインダー:650枚
液晶:240枚
ファインダー:600枚
液晶:270枚

※連続撮影枚数のJPEGはいずれもラージ/ファイン。Fullはカードの空き容量がなくなるまで撮影可能。

映像エンジンDIGIC7、有効画素数、常用感度も同じですが、細かいところにいくつか違いがあります。主に「使い勝手」や「用途」に影響する部分です。

フォーカスポイントの数

フォーカスポイントとは、オートフォーカスでファインダー撮影をする際に「ピントを合わせられるポイント」のことです。

撮影スタイルにもよりますが、多いほうが様々なシーンに対応しやすくなり便利です。

ただ、フォーカスポイントの数はあくまで「ファインダー撮影時のもの」ですので、ライブビュー撮影はこの限りではありません。

ライブビュー撮影はどちらの機種も自由度の高いピント位置で撮影することができます。

連写性能

連写性能は、シャッターボタンを押している間に連続撮影できる枚数のことです。○コマ/秒は、「連写すると1秒間に何枚撮影できるのか」を表します。一般に、上位機になるほど枚数が多くなります。

連続撮影枚数は、その連写で何枚まで続けて撮影することができるかを表した数字です。X9iのほうは、データ量が大きくなるRAWやRAW+JPEGでも枚数が多くなっていますね。

動きものの撮影や連写をする機会が多い人はこうした点もみておくと安心です。

まとめ

どちらも約2420万画素CMOSセンサー、映像エンジンDIGIC 7、14bit信号処理と、画質関連のスペックは同等ですので、用途によって選ぶ、という形でよいかと思います。

ちなみにKiss X9iは9000Dと姉妹機となります。基本スペックはほぼ同じですが、肩液晶の有無など操作体系やデザインにいくつかの違いがあります。

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