現在、Nikon D5300には「D5300 AF-P 18-55 VR レンズキット」「D5300 AF-P ダブルズームキット」というレンズキットがあります。
D5300自体は2013年発売の機種ですが、ここに2016年に発売された新しいレンズを組み合わせたのがこのセットです。
レンズキットとダブルズームキットの違い
「D5300 AF-P 18-55 VR レンズキット」と「D5300 AF-P ダブルズームキット」の違いは、付属するレンズの数です。
【D5300 AF-P 18-55 VR レンズキット】
・「AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」が付属
「標準ズーム」といわれる、もっとも使いやすいレンズが付属します。
ダブルズームキットは、そこに望遠レンズが付属します。
【D5300 AF-P ダブルズームキット】
・「AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」と
・「AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR」が付属
望遠レンズがあると、少し離れたところのものを引き寄せて写すことができます。運動会や発表会などの撮影にも便利なレンズです。
AF-Pとは
さて、このAF-Pレンズですが、従来のレンズと何が違うのかというと、
・ピント合わせが高速になった
・動作がより静かになった
といった点がまず挙げられます。
特にピントは「爆速」と評されるほど高速になり、チャンスをより確実に捉えやすくなりました。
また、従来よりもAF駆動音が静かになったのもポイントです。
画質の評価も高く、Nikonの本気が感じられるセットになっています。
D5300のスペック
では、D5300の主なスペックをみてみましょう。
撮像素子 | CMOSセンサー(APS-C) |
有効画素数 | 約2416万画素 |
撮影感度 | 常用ISO100~12800 (拡張:ISO25600) |
フォーカスポイント | 39点(うち、クロスタイプセンサー9点) |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
連写撮影 | 5コマ/秒 |
ローパスフィルターレス | ○ |
ファインダー形式 | ペンタミラー |
ファインダー視野率 | 95% |
ファインダー倍率 | 約0.82倍 |
撮影枚数 | 約600枚 |
モニター形式 | 可動式(バリアングル) |
質量(本体のみ) | 約480g |
Wi-Fi機能、GPSも搭載されています。
D5300を含むD5000番台のシリーズは、位置づけ的にはエントリー機(入門機)になります(D3000番台よりも1つ上のランクになります)。
が、こうしてみると、普通に使うには十分なスペックを備えていることがわかります。
タッチパネルではないので注意が必要
画質的には、後継のD5500やD5600と同等と言われるD5300ですが、タッチパネル式ではないので注意が必要です。
ここが、D5500やD5600との決定的な違いでもあります。
モニター自体はバリアングル式で、ライブビュー撮影(背面液晶を使った撮影)もできますが、タッチを使った操作はできません。
※タッチパネル搭載機は、D5000番台ではD5500以降の機種となります。
まとめ
今回はD5300のAF-Pレンズキット、ダブルズームキットについての解説でした。Nikonもかなり力を入れているセットですね。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はツバメノートを愛用しています。
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