スマホやパソコンを使っていると、時々「アップデート」があります。
アップデートをすると不具合の修正や動作の最適化、新機能の追加といったことが行われ、バージョンが上がります。
実はカメラにも、スマホやパソコンと同じようにアップデートがあります。「ファームウェアアップデート」と呼ばれるものですね。
カメラの場合も、常に最新にしておくことで、より快適に・より便利になります。
今回は、ぜひ知っておきたいファームウェアアップデートのこと&アップデートする方法を紹介します。
ファームウェアアップデートのすすめ
カメラのファームウェアアップデートは、スマホやパソコンと違い、基本的に手動で行います。
スマホやパソコンのように「自動で行う」という設定がないんですね。
ですので、主な方法は次の2通り。
- メーカーのサイトから自分でアップデートを行う
- サービスステーションに持ち込んでアップデートしてもらう
といった形で行います。
・・・つまり、やらなければいつまでも旧バージョンのままなので、ちょっと不便なところがあります。
各メーカーのアップデート方法については、後ほど紹介します。
そもそもファームウェアとは
ファームウェアは、カメラの内部には書き込まれているソフトウェアのことです。
ざっくりいうと、カメラの機能や動作をつかさどっている部分のこと。メインコンピューター(またはメインプログラム)みたいなものだと思っておけば、ほぼ間違いありません。
で、こうしたものは使っていくうちに不具合が発見されたり、プログラムの進化によって「もっと快適に動く方法」が出てきたりします。
ファームウェアアップデートをするメリット
そこで行うのが、ファームウェアアップデートです。
古いものから、不具合の修正やプログラムを最適化した「新しいもの」に書き換えるんですね。
そうすることで、カメラがより快適に・より確実に動作するようになります。
また、アップデートをすると新しい機能が追加されることもあります。
今までそのカメラになかった機能や、要望の多かった機能が搭載されたりするんですね。古い機種でも、時代に合わせた新機能が追加されることもあります。
ですので、やっておいて損がないのがファームウェアアップデートです。
古いままでもいいの?
さて、このファームウェアですが自分で行わなければ、バージョンが古いままです。
古いままでも使えますが、新しいものになるほど不具合やバグの解消がしっかりとされていますので、できるだけ最新のものにしておいたほうが安心です。
特に、プログラムが最適化されることによって動作が安定しますので、カメラ本体にとってもやさしいですよ。
ファームウェアアップデートの方法
ファームウェアアップデートは不定期に行われます。
ユーザー登録をしておくとお知らせがくるメーカーもありますが、基本的には自分でメーカーのサイトをみて、アップデートの有無を確認します。
・・・ちょっと原始的で面倒ですが、これが現在の確認方法です。
ファームウェアアップデートの方法には「自分で行う方法」と「サービスセンターにお願いする方法」があります。
自分で行う場合
ファームウェアアップデートは、自分でも簡単にできます。一度手順をつかめば、10分かからずにアップデートできます。
流れとしては
- メーカーのサイトを確認する
- 案内されている手順に従って行う
という形で行います。
やり方は、メーカーごとに違っていて「メモリーカードにデータを入れてアップデート」「カメラとパソコンを直接つなぐ」といった方法で行います。
注意点
ファームウェアアップデートを自分で行う時の注意点は、次の2つです。
- バッテリーは必ず満タンにしておく
- 必ず手順を守って行う
ファームウェアアップデートは手順的には簡単ですが、カメラ内部では非常に重要な処理が行われています。
プログラムの書き換えをしているわけですから、アップデートを途中でやめる・中断するのは絶対にNGです。
カメラに深刻なダメージを与えるなど、重大なトラブルにつながる可能性があります。
サービスセンターに持ち込む
ファームウェアアップデートは、サービスセンターでやってもらうこともできます。
持ち込み・または送って、アップデートを行ってもらう方法です。自分でやるのが心配な時や、環境的に難しい時におすすめです。もっとも安心・確実な方法ですね。
まとめ
ファームウェアアップデートは不定期に行われますので、メーカーのサイトをちょくちょく確認する必要があります。
今の時代からするとちょっと原始的な感じですが、いろいろな情報もみれたりするので、時々確認するようにしておくといいですよ。