シグマ初のAPS-Hセンサー機「sd Quattro H」が12月20日に発売になります。
「APS-Cはよく聞くけれど、APS-Hはあまり聞いたことがない」という人もいると思います。今回はAPS-Hについての解説です。
APS-Hとは
APS-Hとは、デジタルカメラに搭載されているイメージセンサーのサイズ規格の1つです。
多くのデジタル一眼に用いられているAPS-Cよりもひと回り大きいサイズになります。
センサーの大きさとしては、フルサイズ>APS-H>APS-C となり、フルサイズとAPS-Cの中間の大きさになります。
一般に、イメージセンサーのサイズが大きいほど高画質&表現が豊かになります。面積が大きいほど、より多くの光を取り込むことができ、色の再現が忠実となります。
参考リンクイメージセンサー(撮像素子)とは。大きさで何が変わる?
APS-C機との比較
SIGMAからは、7月にAPS-C機「SIGMA sd Quattro」が発売されています。
両者のセンサーサイズを比較してみましょう。
sd Quattro(APS-C):23.4×15.5mm
sd Quattro H(APS-H):26.7×17.9mm
これを見ると、一目瞭然ですね。APS-Hのほうがひと回りほど大きくなっています。
APS-H機を35mm判換算をする場合は、1.3倍するとおおよその数字が出ます。
なぜAPS-Hというの?
APS-Hの名称の由来は、センサーサイズがフィルムのAPS-Hタイプのフォーマットに近かったことから来ています。
APS-Cの名称も同様で、サイズがフィルムのAPS-Cタイプに近かったことから来ています。
まとめ
今回はSIGMAの「sd Quattro H」をもとに、APS-H規格について紹介しました。「sd Quattro」は両機種ともローパスフィルターレスですので、これも知っておくとより理解が深まりますよ。
「ローパスフィルターレス」ってなに?どんなメリットがあるの?
ローパスフィルターレスとは何か?メリットとデメリットを初心者さんにも分かりやすく解説しています。ローパスフィルター、偽色・モアレについての解説も。