デジタルカメラの撮像素子(イメージセンサー)は、フィルムカメラでいうところの「フィルム」にあたる部分です。
レンズから光の情報を受け取り、画像に仕上げるためのはたらきをします。カメラにとって最重要な部分であることから、「デジタルカメラの心臓部」とも呼ばれます。
デジタル一眼レフはミラーの後ろにあり、ミラーレス一眼はレンズをはずした時に中に見える部分が撮像素子です。
撮像素子は大きさによって写り方が変わります
フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズといった名称は、撮像素子のサイズ(センサーサイズ)の大きさを表す名前(規格)です。
撮像素子は大きさによって写り方が変わり、一般に「大きい」ほど高画質で階調が豊かになり、ボケも大きくやわらかいものになります。
階調とは「色彩表現の幅」「色彩表現のなめらかさ」のことで、豊かであるほど、美しく表現しやすくなります。
階調が不足しているとどうなる?
階調が不足していると、色彩表現の幅が狭くなります。
そのため、色がおおざっぱにみえたり、色の変化もぎこちなくみえるようになります。
ちなみに、色のつなぎ目や変わり目に出る不自然な描写を「色ムラ」、明暗のところで出るもの不自然な描写を「輝度ムラ」といいます。
階調が不足していると、これらが目立ちやすくなる傾向にあります。
まとめ
今回は撮像素子(イメージセンサー)についての解説でした。画質に関しては、「画質モードと画像サイズ」と「画素数って多い方が画質がいいの?」もぜひお読みください。
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