今回は、コクヨの「ひっつき虫」を使った作例を紹介します。こちらの記事とは違った使用例をピックアップしていきます。
「ひっつき虫」は小物や雑貨を固定するのに便利なアイテムです。
必要な量だけちぎって、練りゴム(練り消しゴム)のように練って使います。
形を自由に変えられるので、小物や雑貨を様々な角度で固定することができます。
ひっつき虫を使った作例いろいろ
補強的な使い方をする
こちらは、あひるのおもちゃをななめに配置したもの。あひる単独でもこの位置をキープできそうでしたが、念のため、ひっつき虫でより安定するようにしたものです。
こうしたケースでは、主に次の2つの使い方が考えられます。
- あひるの下にひっつき虫を使う
- あひるの手前にひっつき虫を配置して「滑り止め」にする
シーンによって、いずれかの方法を使い分けると便利です。
ひっつき虫はこのように「より安定感を出すため」といった補強的な使い方もできます。このように補強しておくと撮影中に被写体がずり落ちたり、位置が変わってしまうことなく、安心して撮影ができます。
背面の形が不安定なものに使う
こちらはガラスの雑貨を撮ったものです。非常にユニークなアイテムですが、ガラスでできているので撮影時は「映り込み」に注意する必要があります。
が、なかなか最適な角度をみつけて、そのまま固定するのは難しいもの。特にこのアイテムは背面が特殊な形状をしており、転がりやすくなっています。
こうしたケースでは、ひっつき虫を使うと便利です。雑貨の背面にひっつき虫をつければ、好きな角度で固定しやすくなります。
パーツの固定に使う
こちらの写真は、ジャンク品で購入した人形を撮ったものです。痛みや汚れはさほどでもありませんでしたが、パーツがやたらとはずれてしまうという難がありました。
特に困ったのが腕のパーツで、はずれやすい上に位置の固定もできないという状態でした。接着剤を使うのも「どうかなあ」と思ったので、パーツをひっつき虫で固定しています。
ひっつき虫なら、固定した後もポーズを変えやすいのでとても便利です。
ホコリや汚れを取るのに使う
ひっつき虫は、ちょっとしたホコリやゴミ取りにも使えます。たとえば、この人形は髪の色がダークブラウンということもあり、ホコリがつくとよく目立ちます。
一度きれいにしても屋外で撮影していると、すぐにまたホコリがついてしまったりするんですよね。そんなときは、ブロアーとひっつき虫があると便利です。
ブロアーの風で人形についたホコリを飛ばし、それでも取れないものがあるときは、ひっつき虫で軽く触れるとペタッと吸着します。
ひっつき虫はものを痛めにくいので、テープでぺたぺたやるよりもきれいに取れます。
まとめ
今回は「ひっつき虫を使った作例いろいろ」と題して、使用例をお届けしました。持っておくと便利なアイテムですよ。