前回の記事では、ファミリー三脚をピックアップしました。
今回はその続きです。
比較という考え方
前回の記事では、機動性について触れました。
その中で「機動性を重視するなら、私が持っているカメラの中では、デジタル一眼レフよりもミラーレス一眼のほうがそのニーズに合います」といったことを述べました。
今回はその続きです。
私が所有しているカメラの中では、デジタル一眼レフのほうが写りがよく、ミラーレス一眼よりもきれいな写真が撮れます。
が、この点が重要なのですが、ミラーレス一眼も十分に満足できる写りで、きれいな写真が撮れるのですね。
つまり、両者を比較するとデジタル一眼レフのほうに軍配があがりますが、「ミラーレス一眼の写りが悪いわけではない」ということです。
そう、「どちらもきれいに撮れるけれど、比較するなら……」という話なのですね。
たとえば今回の例でしたら、次のように考えます。
- ミラーレス一眼:きれいに撮れる。本体・レンズともにコンパクトで軽い
- デジタル一眼レフ:ミラーレスよりもきれいに撮れる。本体・レンズともにミラーレス一眼よりも大きく、重い
このように考えて、「さて、今回の用途ではどちらを選ぶべきかな」と思考するわけですね。
「大きさや重さが苦にならないシーンであれば、デジタル一眼レフだな」「今回はコンパクトなほうが便利そうだな」などなど、用途にあわせてベストと思えるものを選択します。
使いやすければそれで十分
話を三脚に戻しましょう。
今回紹介したVelbonの三脚・EXシリーズは私が初めて購入した三脚です。購入したのは旧タイプのものですが、最もよく使っている三脚です。今でも使っています。
その後、別の三脚もいくつか購入しましたが、結局はこの三脚が私の用途ではもっとも使いやすく、便利だと感じています。
このシリーズは、「軽い・かんたん・シンプル」と3拍子揃っているのでとにかく使いやすいのが魅力です。セッティングはもちろんのこと、位置や角度の調整がとてもかんたんなので気負わずに使えます。
雲台は、3WAY雲台になっています。
自由雲台と比べると可動範囲が限られていたり、カメラの向きや角度を決めるのに手間がかかる部分がありますが、私は3WAY雲台のほうが使いやすく、好みです。
3WAY雲台は、垂直方向、水平方向、傾きをそれぞれ設定していきます。手間はかかりますが、全部をまとめてワンアクションで設定できる自由雲台よりも、そうした操作が好みだったりします。
また、その他の操作感覚もよい感じでとても使いやすい三脚です。
このEXシリーズは、Velbonの三脚の中では「ファミリー三脚」という分類になります。三脚に不慣れな人でも扱いやすいように設計されているので、操作も楽なんですね。
長く使うということ
こうして考えてみると、長く使っているアイテムには理由があることに気づきます。
私の場合でしたら、主に
- 自分の用途やフィーリングにあっている
- 使っていて楽しいもの
- 無理せずに使える
このあたりがポイントのように思います。
逆に、いくら性能がよいアイテムでも
- 使っていて楽しくない
- 使うのが面倒、あるいは持ち出すのが面倒だと感じてしまう
ようなものは、使う機会が多くないように感じます。
ちなみに、上で挙げた「面倒」は、「楽しくないと感じる面倒」のことです。
まとめ
今回は第1弾、第2弾につづいて、カメラ関連でわたしたちが重宝しているアイテムについて、考察をあわせてお届けしました。
よかったら参考にしてみてください。