Lightroomの「シャドウ」機能は、写真の暗い部分の明暗を調整する機能です。
それ以外の部分の明暗はほとんど変化しないので、様々なシーンで使えます。
今回は、シャドウの使い方をみていきましょう。
シャドウの使い方
この画像をもとに、シャドウの使い方をみてみます。
まずは、シャドウをプラス方向にふってみます。
シャドウをプラスにすると、暗い色の部分が明るくなります。元画像と比べて、服の質感がわかるようになりました。
このようシャドウをプラス方向にふると、暗い部分が立ち上がります。逆光で暗くなってしまったところを明るくしたいときにも使えます。
今度はマイナス方向にふってみましょう。
シャドウをマイナス方向にふると、暗い色が黒に近づいていきます。画面が締まった印象になりました。
シャドウは、中間の明るさよりも暗い部分に影響し、明るい部分にはほとんど影響しないのもポイントです。
黒レベルとの違い
Lightroomには「黒レベル」という機能があります。
これも暗い部分の明暗を調整する機能ですが、「黒レベル」はシャドウよりも暗い色に対して補正する機能です。
それぞれの違いをみてみましょう。どちらも同じだけマイナス方向にふってみます。
シャドウと同じだけマイナス方向にふってみました。
どちらも暗い部分に変化がありますが、黒レベルは、シャドウよりも黒に近い色が変化するという性質があります。
黒レベルのほうは、黒目、髪、帽子の一部分などが黒つぶれしています。対して、シャドウのほうは黒つぶれはしておらず、色の変化がマイルドです。
POINT 黒レベルの使いどころ
「黒レベル」は限りなく黒に近い色を補正できる機能です。この性質を利用して、黒つぶれしそうなところを救うといった使い方や、画面を引き締めるといった使い方ができます。
黒つぶれしない程度に調整してみました。ほどよく黒が締まった感じになりました。
黒つぶれは絶対ダメということはありませんが、補正のやりすぎには注意が必要です。
まとめ
今回はシャドウの使い方を紹介しました。シャドウと黒レベルは、それぞれの性質を理解しておくと使いやすいかと思います。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はエクレアにハマっています。
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