今のカメラのバッテリーは継ぎ足し充電が可能になり、一昔前のようにバッテリーを空っぽにしてから充電しなくてもよくなりました。
好きなタイミングでフル充電できるのは大きなメリットですが、実は充電の仕方でもバッテリーの寿命が変わります。
バッテリーを長持ちさせるために、「満充電」についても知っておきましょう。
知っておきたい充電の仕方
実はカメラのバッテリーは、満充電の状態を続けすぎるのもよくありません。「満充電」とはフル充電されて、バッテリーが満タン状態のことです。
この満充電の状態が続きすぎると、バッテリーに負担がかかり、バッテリーの劣化をまねきます。
満充電の状態が続くとバッテリーは劣化していく
「満充電を続ける状態」とは、たとえば
・カメラを使ったあとすぐにフル充電
・カメラを使う前にもう一度フル充電
・カメラを使い終わったらまたフル充電
といったことを頻繁に繰り返すといったケースです。
このように満充電の状態が続きすぎるとバッテリーが負担を感じ、だんだんと劣化していってしまいます。
バッテリーも人間と同じで、いつもお腹いっぱいというのもよくないということですね。
誰でも簡単にできます!満充電の対策
カメラの場合、撮影前にフル充電しておくのは基本です。なのに、満充電の状態が続くのはよくないと言われたら「じゃあ、どうしたらいいんだ」と思う人もいるかもしれませんね。
でも、簡単な対策方法があります。それは「できるだけ充電回数をまとめる」ことです。
「充電回数をまとめる」だけで対策できる
上で挙げた例でいえば
1・カメラを使ったあとすぐにフル充電 ←満充電の状態
2・カメラを使う前にもう一度フル充電 ←満充電の状態
3・カメラを使い終わったらまたフル充電 ←満充電の状態
と、3度のタイミングで充電して、満充電の状態をつくっています。でも、実際はカメラを使う前に満充電になっていればいいわけです。
つまり、
1・カメラを使ったあとすぐに充電しない
2・カメラを使う前にフル充電する ←満充電の状態
3・カメラを使い終わったあとすぐに充電しない
とすれば、ムダに満充電にしていた状態が減らせます。そう、「使う前にフル充電」をすれば1回ですむわけですね。
こうした点も気をつけるようにすると、バッテリーの寿命をムダに縮めることなく、長く使うことができます。
まとめ
本当にちょっとしたことですが、積み重なっていくとこれだけでもずいぶんと違いが出てきます。簡単にできる対策ですのでぜひやってみてください。