デジタル一眼は、メーカー純正の交換レンズのほかに、レンズメーカー製のレンズも使うことができます。
レンズメーカーは「サードパーティー」とも呼ばれ、各カメラメーカーのレンズラインナップをより充実したものにしてくれています。
シグマ、タムロン、トキナー、コシナといったメーカーが有名です。
レンズメーカー製のレンズ
レンズメーカー製のレンズは、マウントが対応していれば純正レンズと同じように使えます。
レンズメーカー製のレンズの主な特長は
・純正のレンズよりも安く買える
・純正ではカバーしていない画角のレンズがある
・純正レンズとは違った個性がある
といったものがあります。
では、くわしくみていきましょう。
純正のレンズよりも安く買える
サードパーティー製のレンズのほとんどは、純正のレンズよりも安く買うことができます。これは、生産体制に理由があります。
レンズメーカーは、1つのレンズをベースに「キヤノン用」「ニコン用」「ペンタックス用」といった形で、各カメラメーカー用のレンズとして販売しています。
これは、カメラとの接続部分など各メーカー専用のところ以外は共通化できるためです。
そのため、多くのユーザーを対象にすることができ、量産もできる→販売価格をおさえることができる、というわけですね。
近い性能でも、純正とは万単位の価格差があることも。
純正ではカバーしていない画角のレンズがある
純正では展開していないラインアップをたのしめるのも、レンズメーカー製のレンズの特長です。
これもコスト的な話になるのですが、カメラメーカーでは「販売数が見込めないレンズは製品化しにくい」という現実があります。
が、サードパーティーでしたら、カメラメーカーの壁を越えた商品展開ができますので、純正では出しにくいレンズも製品化しやすくなります。
純正とは違った画角のレンズがたのしめるのは、こうした理由からきています。
純正レンズとは違った個性がある
純正レンズとは違った個性がたのしめるのも、サードパーティー製レンズの特長です。
特に描写はメーカーそれぞれに特長があり、シャープさを売りにしたものややわらかさを売りにしたもの、ボケ具合の個性など様々な味がたのしめます。
TAMRON SP AF90mm F/2.8はやわらかい描写が特長です。ピント部分はシャープで、なだらかにボケていきます。
まとめ
純正レンズも魅力ですが、レンズメーカー製のレンズもいろいろ特長があり、使ってみるととてもたのしいですよ! 純正にはない部分を補っているのも面白いところですね。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はツバメノートを愛用しています。
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