現在は、オンライン上で写真を保管できるサービスも増えてきましたが、それでもバックアップの主流は「ハードディスクに保管する」「DVDに保管する」といった方法の方が多いかと思います。
というわけで今回は、写真データの保管について、ハードディスクとDVDのどちらが安全に保管できるかというお話です。
確実性が高いのはDVD
ハードディスク(HDD)とDVDは、どちらもバックアップにむいたメディアですが、結論からいうと、長期間保存するのであれば、現段階ではDVD-Rのほうが確実性が高いといわれています。
まずはDVDについて、くわしくみていきましょう。
DVDのデータ保存について
DVD-Rは、直射日光の当たる場所や高温多湿の環境を避ければ、ハードディスクに比べてデータトラブルの起こりにくい媒体といわれています。
ただ、以前は光メディア(DVDやCDなど)は「数十年~100年持つ」という声もありましたが、昨今は必ずしもそうではないことがわかってきました。
具体的な寿命は、各メーカーとも明確に提示していないものの、早いものなら数年で寿命がくるケースもあるようです。
ですので、あくまで「外部からの要因で、データトラブルが起こりにくい」という意味での長期保存が可能、ということですね。
なので、バックアップをとる時は複数枚とっておき、定期的にバックアップしなおすと安心ということですね。
DVDを選ぶときは
さて、DVD-Rですが、なんでもいいわけではありません。あまりに安く売られているものやノーブランドのものは、寿命が短い場合があります。
また、中には書き込めない、読み込めないといったエラーディスクがあることもありますので、データの保存にはできるだけ信頼できるメーカーのものを使うとより安心です。
複数にバックアップするならハードディスク
あくまで保管だけを考えるのならDVD-Rが便利ですが、容量を考えるのであれば、ハードディスク(HDD)が圧倒的に有利です。
ハードディスクは外的要因を受けやすい媒体で、ダメージによってはデータが一瞬で失われてしまうデメリットがあります。
また、耐久性に関しても「数年~」といったところで、保存媒体をハードディスクのみに集約できない理由もここにあります。
複数のバックアップで補う
ハードディスクの耐久性やデータ消失のリスクは、複数のハードディスクや媒体にバックアップすることでカバーすることができます。
現在は、3TB、4TBといった大容量のハードディスクも増えてきました。複数のバックアップをとることで、こうした強みをフルに生かすことができます。
ハードディスクは外付けが安心
データの保管に使うハードディスクは、外付けのものが便利です。
パソコン内部のハードディスクは、容量の残りが少なくなると、パソコンの動作が遅くなるなどの影響が出る場合があります。
ですので、外付けのハードディスクで保存した方が動作面でも安心して使うことができます。
ハードディスクとDVD、どう使い分けたらいいか
さて、ハードディスクとDVDですが、どう使い分けたらいいかという点を考えてみましょう。
現実的に考えると、DVDにすべてのデータを入れるというのは、手間や時間がかかることもあり、なかなか難しいかと思います。
ですので、いい方法としては、
- ふだんは、ハードディスクなど複数の媒体でバックアップをとる
- 特に大切なデータはDVDでもバックアップをとる
といったやり方がおすすめです。
いずれにせよ、データものは「複数のバックアップ」「こまめなバックアップ」が必要ですよ!
まとめ
今回はデータの保管について、ハードディスクとDVDについてみてきました。いずれにせよ、現時点ではデータについて「完璧な保存方法」は存在しませんので、「複数のバックアップ」「こまめにバックアップ」が大切ですね。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はツバメノートを愛用しています。
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