今回は「カメラの入門書って実はむずかしい」の続編です。
カメラの入門書がむずかしく感じられる理由
カメラや写真の入門書がむずかしく感じられる理由の1つに「なぜその写真がいいのか」「なぜそう撮るといいのか」といった説明がとても少ない点があります。
たとえば、背景をぼかすような撮り方の項目だったら。
一眼は「ボケが魅力」とはよく書かれていますが、「なぜボカす必要があるのか」「ボカさないのはどういう場合か」ということに関しては、あまり触れられていません。
「ボケが一眼の魅力だから」みたいな説明も多かったりします。
それってつまりは「なぜやるか=一眼の魅力だから」ということになってしまう。
・・・なんかヘンですよね。
だったら、なんでボカすときとボカさないときがあるの?という話になってしまう。
「ボケが一眼の魅力だから」と言われると、つい「そうか~、なるほど」と思ってしまいますが、よくよく考えてみると理由がとてもあいまいなのです。
「なぜそうするか」があいまいなまま
上に書いたのは一例ですが、カメラや写真の入門書の多くは、こうした感じで「なぜそうするのか」があいまいなまま、いろいろな撮り方や技法が次々と説明されていきます。
読む側としては大変です。
なぜ必要なのかがあいまいということは、覚える理由もあいまいなわけですから、当然、覚えにくい、身につきにくいとなってきます。
初心者さんにとっては「どう操作すればいいのか」もそうですが、「どういう写真がいい写真なのか」「なぜそうするのか」を知るのはすごく大切なことだと思うのです。
ですが、なかなかそうはなっていないのが現状かと思います。
「なぜそうするか」が弱いために
また「なぜそうするか」の部分が弱いことで、「一眼はそういうふうに撮るもの」「これはこう撮るべき」的な捉え方をしてしまう人もいるでしょう。
「○○はこう撮らなければいけない」とルールのように感じてしまうケースです。
そうすると「正しい撮り方をしなくては」といった縛りのようなものが生まれてしまい、なんだか試験勉強みたいな感覚になってしまう。
これらも入門書がむずかしく感じられる原因の1つかと思います。
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