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買うことに対するハードル

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前回の記事では「物欲がおさまらないときは」と題して、「なぜいろいろほしくなるのか」という点についてお届けしました。

物欲がおさまらないときは
デジタル一眼を買ってしばらくすると、物欲がおさまらない時期がくることがあります。 「あれもほしい、これもほしい」「もっといろいろなものを買いたい!」という気持ちがおさえられないような時期です。 特にカメラの世界には、膨大な数の機材や...

今回はその続きです。

買うことに対するハードル

前回の記事では、奮発して買ったアイテムを例に挙げて「買うことに対してのハードル」について書きました。

たとえ奮発して買ったアイテムでも、実際に使ってみて「この金額を出すだけの価値があった」と感じれば、次からは同じぐらいの価格のものなら、前ほど思いきらなくても買えるようになるということをお届けしました。

ハードルが下がった実例

ここで、私たちの場合を例にあげてみましょう。

私たちがデジタル一眼に初めて触れたとき、単体で売られているレンズを見てこんなことを思いました。

  • え、レンズってこんなに高いの!? 
  • キットレンズ(カメラに同梱されていたレンズ)だけで十分じゃないの? 別売りのレンズに何万も出す必要がある?

今思えば、恥ずかしいほどの無知なエピソードですが、当時は本当にそう思ったんですね。

カメラを使い続けていると、だんだん感覚が麻痺してくる部分がありますが、そもそも初心者向けのデジタル一眼だって決して安いものではないんですよね。

――が、このような感覚だった私たちも、物は試しと「単焦点レンズ」を思いきって購入してみたところ、気持ちがガラっと変わりました。

  • これはキットレンズとは全然違う。写りもきれいだし、たのしいなあ
  • レンズが変わるだけで、こんなに世界が変わるのか。これは面白いぞ!

……などなど、とにかく衝撃的で「買ってよかった!」「この金額でこんなにたのしめるんなら大満足!」という気持ちになったんですね。

こうなると、その価格帯のアイテムに手を出すことに抵抗がなくなります。なぜなら、価格に見合った満足を得た経験があるからです。

それだけでなく、こんな気持ちも生まれてきました。

  • もっと高いレンズを買えば、もっともっとすごい世界をみられるんじゃないか

こうなってくると、最初に奮発して買ったはずの「単焦点レンズ」は、自分たちの価値観の中で「安いレンズ」に変わっていきます。

つまり、いつの間にか「買いやすい価格帯のレンズ」という認識に変わってしまうのですね。

本来は、最初に買った単焦点レンズも決して安い値段ではないのですが、このようにして金銭感覚が変わっていったという例です。 

物欲をおさえるには

上に挙げたような感覚に陥ると、次から次へと新しい機材やアイテムがほしくなります。

では、どうしたら物欲をおさえることができるのでしょう。

私たちは、考え方を変えるところからアプローチしてみました。

次回の記事では、そのときに行ったことを順不同に書いていきます。次回に続きます。