前回の記事では「媒体を取捨選択する」と題して、情報を整理する際の考え方についてお届けしました。
今回はその続きです。
前回の記事では
前回の記事では、自分の目に入ってくる情報は「どの媒体から入ってくるのか」「その媒体のどこから入ってくるのか」を分析してみようというお話をしました。
そこで例として「ニュースサイト」を取り上げ、「具体名を挙げてみよう」というところまでお届けしました。
今回はその続きからです。
媒体を見直してみる
前回の記事では、「どんなニュースサイトから自分は情報を得ているのか」の具体例として、次のようなサイト名を挙げてみました。
- 〇〇ニュース
- △社が運営するニュースサイト「△△」
- □□ニュース
という3つのサイトをピックアップしました。
こうして具体的な名前をピックアップできたら、次はそこから得ている情報が「自分にとって有用か」を考えてみます。
ここで重要なのは、ほかの人の声や評判は抜きにして
- 「自分にとって」有用かどうか
で考えるという点です。
「みんながみているから」「有名だから」などといった理由ではなく、自分自身にプラスになっているかどうかで考えます。
それを、さきほどピックアップしたものそれぞれについて考えていきます。
評価の例
たとえば、先ほど例に挙げた「ニュースサイト」の場合でしたら
- 〇〇ニュース:ついみてしまうが、ストレスがたまることが多い
- △社が運営するニュースサイト「△△」:とりあえず目を通すが、役に立つ情報はほとんどない
- □□ニュース:役に立つ情報がたまにある
など、それぞれについて「自分にとって有用かどうか」の評価をつけていきます。
もちろん、これは自分自身のためのものですので、「人からどう思われるか」は関係ありません。自分が思ったように評価してみましょう。
媒体を絞っていく
このようにして、各媒体を「自分にとって有用かどうか」で評価していくと、「果たして、その媒体から情報を得る必要があるのか?」ということがみえてきます。
先ほど評価した例をもう1度みてみましょう。
- 〇〇ニュース:ついみてしまうが、ストレスがたまることが多い
- △社が運営するニュースサイト「△△」:とりあえず目を通すが、役に立つ情報はほとんどない
- □□ニュース:役に立つ情報がたまにある
……こうしてみてみると、上2つのニュースサイトは「習慣だからみている」傾向が強いことがわかります。
特に1番上は「ついみてしまうが、ストレスがたまることが多い」という散々な評価です。
つまり、習慣であることをのぞけば、「自分にとって有用とはいえない」ニュースサイトです。
それどころか、みているとストレスがたまることが多いのですから、自分にとってはマイナスの側面が強いといえるでしょう。
次回に続きます。