前回の記事では【「区切りがない」ということ】と題して、ネットでの情報収集のむずかしさについてお届けしました。
今回はその続きです。
前回の記事では
前回の記事では、本が「1冊ごとという区切りがある」のに対し、ネットは「地続き」であるというお話をしました。
また、今のネットは、自分自身が望む望まないは関係なく「情報がむこうから飛び込んでくるしくみ」を取っているものが多くなっています。
となると、読者は自分が望んだ情報だけでなく、望まない情報もみせられた上で、情報の交通整理をしなければならないわけで、それはかなり難易度の高いことなんですね。
――といった内容のことを前回はお話しました。今回はその続きです。
情報を取捨選択する
現在のように情報が次々と目に入ってくる時代は、自分自身で情報の交通整理をする必要があります。
が、たくさんの情報を目に入れた上で、必要でない情報とそうでない情報を選別するというのはなかなか難しいものがあります。
また、選別する段階で「自分にとって好ましくない情報」に触れることもあるでしょう。そうしたことが日々積み重なっていくと、精神衛生的にも厳しいものがあったりします。
では、情報の取捨選択をスムーズにすすめるためには、どのようにしたらよいのでしょう。
たとえば次のような考え方があります。
「媒体」を取捨選択する
まず最初に考えたいのが、「情報はどの媒体から入ってくるのか」という点です。
たとえば、新聞・テレビ・本・インターネットなど「自分の目の前にはどこから情報が入ってくるのか」を考えてみます。
今の時代は「ネットが占める割合が高い」という方も多いでしょう。というわけで、ここでは「ネット」を例にして考えてみます。
「どの媒体のどこから」を考えてみる
自分の目の前に情報が入ってくるのが「ネット」だとしたら、「ネットのどこから入ってくるのか」を考えてみます。
いろいろとピックアップしてみましょう。
何が挙がるかは人によってそれぞれだと思いますが、たとえば
- ニュースサイト
- 自分が巡回しているサイト
- メールマガジン
- 掲示板
- SNS
などですね。
おおよそピックアップできたら、それぞれの媒体について「どのサイトか」「どのメールマガジンか」など、具体的な名前をピックアップしていきます。
たとえば、「ニュースサイト」の場合でしたら
- 〇〇ニュース
- △社が運営するニュースサイト「△△」
- □□ニュース
など、「どんなニュースサイトから自分は情報を得ているのか」を具体的に挙げてみます。
次回に続きます。