画像引用:Nikon D7500
今回は、デジタル一眼の重要な部分、画像処理エンジンについてみていきましょう。
画像処理エンジンは、デジタル一眼において、撮像素子(イメージセンサー)と並んで、大きな役割を担っています。
画像処理エンジンとは
画像処理エンジンは、デジタル一眼のボディ内にあり、撮像素子から届いたデータを1枚の写真にするはたらきがあります。
画像処理エンジンは、撮像素子と並んで、カメラの画質や性能を決定する大きな部分といわれています。
画像引用:PENTAX K-70 PRIME MIIエンジン
画像処理エンジンは、こんな感じでカメラの内部に組み込まれています。かんたんにいえば、大量のデータを高速で処理できる小さなコンピューターです。
画像処理エンジンの名前
各カメラメーカーの描写の特色も、画像処理エンジンが大きな役割を担っています。キヤノンの味付け、ニコンの味付けなど、メーカーごとで描写の傾向が違うのは、こうした点に理由があります。
また、画像処理エンジンには、メーカーごとで独自の名称がついています。代表的なところでは、次のようになっています。
- キヤノン「DIGIC(ディジック)」
- ニコン「EXPEED(エクスピード)」
- ペンタックス「PRIME(プライム))
- オリンパス「TruePic(トゥルーピック)」
- パナソニック「ヴィーナスエンジン」
- ソニー「BIONZ(ビオンズ)」
といった名前がついています。
画像処理エンジンは、各メーカーとも進化やバージョンアップが続いていて、エンジン名の後に数字などがつきます。
キヤノンでしたら「DIGIC 7」、ニコンでしたら「EXPEED 5」といった形で、バージョンが上がるごとに数字が大きくなっていきます。
同じタイプのエンジンを搭載していれば、他の部分との兼ね合いもありますが、描写の基本的な傾向はほぼ同じようになります。
まとめ
今回は撮像素子と並んで、デジタル一眼の重要部分である「画像処理エンジン」についての解説でした。メーカーごとで撮れる写真の色合いや雰囲気がそれぞれ違うのは、こうした点にもあるわけですね。
最近は上位機種と同じ画像処理エンジンを搭載したカメラも増えてきましたね。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はツバメノートを愛用しています。
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